1/31 | 渡欧 |
まず。今回は渡欧を見送った。ここのところずいぶん頭を悩ませた問題だが、ついに結論いたらずと言った感じだ。今回渡航を見送った理由は、一つに、今やっていることにそれなりの意味を感じていてそれを途中でなおざりに出来ないということ、二つに、渡航した場合にはおそらく無条件でDに進学することになるということ。うーん、考え直してみても、正直なところ、なぜ踏み切れなかったのだろう…というのは正直残る。こういう行動パターンは、今までの俺の場合、間違いなくやってきた。ここで保守に入ったような気さえして、自分の考えに反した気もする。でも、進学,就職,留学のいずれかで悩んでいた(る)のも間違えの無いところで、いずれかに決定すると言うことは、あの地点で決断できなかった。決断できなかったが、決断できない自分そのままで乗りこもうとも思い、推薦状の依頼にまで話をもっていった。難関と思っていたS先生にもご理解いただけたし、唐突ではあるがN大のI先生やI大のS先生にも依頼状をお願いした。ただ、一つ。中川先生から「そんな中途半端な気持ちでは推薦状は書けん。」といわれた。正直なところ、ここは否定のしようも無いところだった。ただ、中川先生にご推薦を頂けなくても、他の先生の推薦状を頂けば推薦状は揃う訳であって、越えようと思えば越えられる壁だとも同時に思った。し、その手を打とうとも十二分に考えた。が、留まった。留まってしまったとも言うべきかもしれぬ。最終的には、「自分の研究レベルの幼稚さ」というのにぶちあたったからじゃないかなと思っている。中川先生にして自分を推薦するに足る人物でないと判断されたというのは、一つにそういうこともあるのではないかと察して、自然にそう感じられたのではないかと。 いい研究者というのは、自分の考えに対してまっすぐだと思う。他人から見て曲がりくねっていても、あくまで自分の中ではまっすぐだと思う。そう、座標変換のように、見る立場によって異なる。「研究のレベル」と一口に言っても、いろんな要素がある。「〜を知っている。」「手計算が出来る。」「数値計算が出来る。」という段階から「人格者である。」「人当たりがよい。」「酒が飲める。」いろいろ。その一つであり、個人的には結構重要な要素であると思っているのが、「まっすぐである」ということ。昔に同上のS先生から「いい研究者は、自分の目的としているところに最短で行くことができる。(解くべき問題に何が必要かを判断し、その最低限を勉強,情報収集をし、解くことが出来るということ)」とお教え頂いた記憶があるが、それも自分の信念に対してまっすぐであればこそだと思う。自分の現在地と自分の到達すべき点である目的地との最短をつなぐパスは直線だから。私の場合はいかん、まだいろいろ寄り道してしまうし、悩みや戸惑いが多い。最低限の悩みは必要だが、何かをやるといったときには、それを断ち切らねばならん。今回「自分の研究レベルの幼稚さ」と言ったのは、そういう点にある。 ただ、「研究レベルが幼稚だ」といってばかりでは、いつまで経っても「留学」とか思い切ったことは無論出来ない。それも考えた。だから、せめて修士の間くらいはしっかり地に足をつけて、何かを得よう。そう思った。その上で海外に行くのなら、自分にも迷いは無い。今回のようなチャンスはそうそうあるものではないし、それが翌年にあるとも限らない。ただ、無くてもそれを掴み取るぐらいの気力がなければ、自分の力量不足だ。チャンスは待つのもしかりだが、捕まえにいかねばならない。情報詮索をすればいくらでも見つかるはずだ。そんなんいくらでもころがっている。見つけられんのは、弱男の言う戯言だ。それを運と言おうが言わまいがそれは人のかってだが、そんな運なんて曖昧な言葉に頼って理論を組み立ててたら、理論崩壊は必至。理論崩壊すら運だと言い切ったら、それはトートロジーだ。 今日の文章はいかん。無駄にぐだぐだ書きすぎているし、考えもまだまとまっていないし、気合だけで書いている文章だ。ってか、いつもより言論が激しいような。こんなんでいいんか。 気分を少し落ち着かせて、ねむい。昨日ゼミで中川先生からご指摘を受けたことを元に、論文を見返す。が、やっぱりわからん。しまったなぁ、煙にまかれた。 いつぞに長谷川先生から「(田崎先生の)集中講義のレポートが一個も出てないのは問題だ」と言われてたので、今日着手する。上のゴダゴダやら、就職なんやらでつい先延ばしに…いや、いいわけです。一つはエントロピーの生成は非負であること。こいつを相対エントロピーを使って示せって奴で、これは集中講義の内容からひろってやれば出来るような問題で、やっつける。ただ、考察が厄介だ。こういうレポートの考察ってのが厄介だ。学部生的な考えでいわゆる「ここまで出来れば十分」というところだろうが、これじゃ普通のレポートだ。このまま出したらきっとT崎氏から「最近の若いのは、上っ面のことだけしかやらん。」とか言われかねんからなぁ。茨大と最近の若いのを代表して、ちっと頑張らなきゃかなぁ。ただ、そんなにできるかなぁ。もう一問は、周期境界条件(periodic b.c.だって)を課して、格子にわけて、隣接したところである確率(ポテンシャルを指数の肩に乗っけたような形)で飛び移るって奴。って、読んでもわからんだろうなぁ。で、その定常状態の各点の存在確率は?みたいなやつ。マスター方程式で一発じゃんとか思ったけど、意外に苦労する。と思ったら、Mとチャットが始まり、解けず。明日以降に持ち越しで。 あー、やべー、ねみー。 |
1/30 | ねむい |
あぁー。飯食って、寝る。 |
1/29 | 日が開きました… |
さぼってました!すいません! 今日も朝から研究室に。お昼にちょっと外に出るつもりが、天気もよかったのでバイクで気の向くまま向かうまま。バイクを買ってから散歩をしなくなったが、日のいい日は時々こうやって外に乗り出す。まだまだ寒空だけど、普段見てない景色を眺めたり、風を切っていく感じが気分転換になって心地よい。そういえば、昨日も屋上のベランダで椅子の上で寝そべってたっけな?さすがに寒くて長居は出来ないけど。 赤塚駅近辺をぐるぐるして、帰りがけに「好文庵」なる食事屋さんで昼食。門構えがちょっと立派で、値札が立っていなかったのでちょっとしりごむが、汚い雰囲気だったのでそう高くもなかろうと思い入店。案の定良心的なお店で値段もそこそこ。「モツ煮込み定食」を食す。モツの味がしっかり出てて、吸い物にミョウガが加えられてる辺りがよかった。漬物もおいしかったし、遠出した甲斐があったと思ったら、意外と家の近くで驚く。また暇があったらよってみようかな。 昨日成功したFFTを用いたFGNの数値計算の吟味。エラーバー付きでノイズの相関を取ると、ぴったりHurst指数の値と一致。確率積分より計算速度も速いし、これだけの精度がでればなかなかいい気がする。一ヶ月位前か?そのときに挑戦したときに失敗してたのは、すごくたわいもないミスで、それに気づけなかったために、ずいぶんと時間かかったなぁ。「一番手っ取り早いバグの取り方は組みなおすこと」って言うのもまんざらでもないな。スキームの考え方も論文で読んだとおり合ってたっぽいし。出来たとはいえ、反省すべき点は極めて多そうだ。 N大の学友のMKが「Dr進学で悩むようなら、進まない方がいい」という。うむ、そうかも知れぬ。ただ、俺は悩みますな。 |
1/25 | プログラミング |
いかん今日も徒労に終わった。FFTをつかったFGN生成に再度チャレンジするもうまくいかず、結局別の授業で課題になってたソートのプログラムを作成する。ソートぐらいなら何とかなるんだけどなぁ。ただ、クイックソートやらバブルソートやらかなりいろいろあって大変らしい。 留学に関する推薦状2通。ようやく意を決した感はあるが、間に合うかなぁ。どうも焦り気味。 三味線は、弾き方によってかなり音が違うことがちょっとわかる。本に書いてある弾きかたをまねするだけでも、意外と改善されたりするものだ。不思議なもんだ。特に三の糸から一の糸のさわりに響いたときの感じはなんかいい。ただ、全然出来ないし、プロの人と聞き比べるとなんと陳腐なことか。あんまり時間は避けないけど、ちょっとづつやっていきたい。 |
1/24 | 長々 |
更新が一日ずれ込んでしまった!実は、昨日のボルバキアという細菌名がどうも思い出せなくって。細菌Bじゃ、ちょっとダサいし。言葉に弱い。理系です。 さて、今日は物性研ゼミ。相変わらずの強相関ゼミで今日はFriedel(?)の総和則について。このゼミに出ていてよく思うが、字面を追う(数式を追う)のは、なかなか楽しい。ただ、そこに物理的な解釈が入ってくると、なかなか大変だ。まぁ、物理はそういう解釈も伴って「理解した」と言うべきであると思うが、字面を追うだけでも満足してしまうときがある。それが問題だ。昨日の中川先生とのゼミで痛い目を見た原因も実はそこにある。論文を読むのに、ただ字面を追っていただけで、そこに物理的なイメージが伴わなければ、具体的なイメージのある方々の質問にちっとも答えられない。というか、分かってないと思われるだけだろう。与えられた数式に対し、自分勝手に解釈を付け加え、納得したら進むというのがこれまでの私のパターンで、書いた人の意見をしっかり汲み取ろうという気があまり無い。基本的にはこのスタンスは大好き(ときにいかんと思う)なのだが、それで暴走してしまってはもともこもないときがある。おそらく大事なのは、「なんかよくわからんぞ」と思ったときに、「これはわけわからんなー、意味無いこと議論してんじゃないかー」とか済ませるのでなく、「これ訳分からんけど、もう一度作者の書いたことを忠実に(!)汲み取ろう」ということかな。ただ俺は、わりと自分流テキトー解釈が好きだからなぁ。(あぁ、そうか、だから俺は文系教科のテストの点が低いんだ。) 進路に関するetc。いや、ちょっと時代の古い人間を印象付けるために、進路にまつわるetc。としておこう(分かる人は分かるが極めて無意味 カニカニってな具合で) 今日はメッセでN大の同期のA氏、メールを介しN高のN氏と意見を交わす。まぁ、主に渡欧に関する話題ですな。Aは、学部卒で就職。現在コンピューター関係の仕事についている。一方N氏は、学部卒後NGOに所属し、現在パレスチナにていろいろと活動中の模様。A氏との話題で頭に残っているのは、進路選択の際にやるべくは、「想像の翼を広げる」と言うこと。どうもうまく相手の言いたいことを汲み取れなかったが、情報収集し、将来の自分像をいろいろあれこれ想像するのが大事であると理解した。いろいろあれこれとは、なるべく最低な状態と最高の状態をあわせて考えると言うことらしい。今まで私は、場当たり的に進路選択をこなし、それが案外いい選択で来ている気がする。ただ、今後も結果オーライ的に行くともしれんので、やっぱ分岐点に至っては考えねばならんだろう。持論としては、情報収集→考える→相談するのサイクルで、おそらくA氏の視点では、考える→想像するというのが必要だろうということだろう。想像することの見返りがいかほどかわからんが、間違ってもいなそうだ。いかん、今日は長くなりすぎている。N氏からのメールを読むと、なんかよくわからんが内容に関係なく勢いがつけられる気がする。相手の近況を知ることから、自分のやる気が出てくるのかなんなのか。バカやってる友達を見て元気が出るのかなんなのか。ノスタルジックに浸れるからいいのかなんなのか。よくわからんけど、相談事って実は返ってくる内容に関係ないのかもしれないなぁ。ただ、意味があるのは相談するって行為のみだったりして。いずれにせよ、やっぱ友達って財産だなって思う。それにしても俺はいい友達にめぐり合えている気がする。 今日のゼミで福井先生が言ったテキストの内容に対して「(理論的に)汚い」といったのが印象的だった。俺は字面を追っているだけでも、生物よりもずっと「すっきり」説明できているなと思っているのに対してまったく反対の意見が返ってきた。言われてそうかも知れないなと思った。物性の内容は、言わば量子力学の応用に当たる。さればこそ、量子力学の理論枠組みに比べれば、物性理論の枠組みは「汚い」と感じるのであろう。物の性質を理解しようがため、摂動でも近似でも数値計算でもなんとしてでも量子力学と統計力学をつかって解いてやろうというスタンスだ。「汚く」なってしまうのは仕方ない。一方私の視点では、生物にはなんら秩序だった物理の理論体系がない。それに比べ、物に対し理論を組み立て、現象を説明している。対象に対して確固たる理論からそれを説明している意味で物性はすばらしいのであって、それがまだ生物になされているわけではない。その意味で、物性は「きれい」だと思った。いや、どっちもあってる認識だと思うんだけど、捕らえ方が違うという意味で面白いなと。でも、福井先生の話を聞くと、あぁやっぱり場の理論もありがたいものだなとつくづく思う。 久々にスゲー書いた。ちょっと疲れたな。 |
1/23 | ボルバキア |
昨日はなんだかんだ言って昼すぎまで起きてて、茨城県立図書館までヒラと一緒に出かけた。もともとは三味線の本を借りに行く予定だったが、意外に多きかったので、つい調子に乗って何冊も借りてしまった。こんなに読めるかなぁ? 今日のゼミは、久々に最悪だった。いや、事前に準備をもっとしておけばよかったのかもしれないけど、前に使ってたプログラムのバグ(?)が見つかったり、ネットから落としたプログラムを解読したり。いや、FFTのなんだけど、意外にきれいなプログラミングだったから勉強になりました。(汗)→ここ。おかしいなぁ、うまくいっていたと思っていたのに…。 先端科学トピックスにて、東京農工大学の佐藤俊幸先生の「昆虫の細胞内に寄生する利己的遺伝因子の進化」についてを聞く。なかなか面白かった。それにいつも改まった雰囲気だけど、今回は質問してこい的な雰囲気だったので、(ゼミで溜まっていた鬱憤を晴らすかのように?)バンバン質問できた。逆にそれができたからこそ、面白かったのかも。内容は、ボルバキアっていう細菌が原因で、オスを殺したりオスをメス化するような現象に目をつけたもの。面白いと思ったのは、それでもオスが一方的に減らないということとボルバキアが染色体レベルで感染していること、またそれに伴う数値計算。特に、その数値計算がどういう方程式に基づいて計算されたのかが知りたかった。論文に詳細が書いてあるとの事で、番号をメモったから、いずれチェックしておこう。Natureって研究室から落とせないんだよなぁ。それにしても、生物屋さんと物理屋さんはやっぱ観点違うのかな?数値計算に伴う、まぁ最低限方程式ぐらいは書いておくべきものなのに、「どうやってやったんでしょうねぇ」は…。まぁ、講演全体を通して我々学生にもよく配慮していただけたので、すごく好感はもてた。単なる、生物屋さんと物理屋さんの認識の違いかな。後半の2本鎖RNAの話はようわからんかった。 |
1/21 | ある夜行性の悩み |
徹夜越し。ふひぃー、ねむいー。 今日水戸では雪が降った。…、うーん、ねむい。 今日はセンター試験のため、学校に行けず。家に引きこもりっぱなしで、数値計算なり手計算なり。環境を整えてたせいもあってか、意外とはかどった。そのため、ねむい。 朝の洗濯を終え、現在9時なり。今寝たら、とんでもないライフスタイルになりそうだけど…、やっぱり、ねむい。 不手際(郵便料金の不足)のため、家に戻ってきたKO(株)へのエントリーシート。今日が締め切り。間に合ってくれるか。ふひょー、ねむい。 三味線の忍駒が届く。早速セットして、ネットで落とした本調子を聞きながら調弦…っと思ったら、あまりの音の違いに驚く。最初に買ったときから思っていたが、どうも普通のギターっぽい音しか出ないなぁとか思ってたけど、まさかこんなに違うとは…。ショック!というか、ねむい! あー、世の無常さよー。私はなぜこんなにねむいのだー。しかも今は朝ではないかー。受験生は今頃緊迫感の中一年間の成果を試しているにちがいないのにー。あー、朝光を受けとけ崩れる雪のように、俺も朝の光を受け、ベッドに沈んでいきそうだー。って、何言ってんだ俺はー。 もう寝ようかなぁ…。 |
1/20 | ついてない |
今日はなんかついてなかった。 今日のお昼に新年会をこめて(今更?)、M1フルメンバー+よっしーさん+よっシーさんの友達で焼肉食い放題に行く。お昼に1000円で焼肉,寿司,ケーキなど食べ放題!かなり気合を入れていったつもりが、いざ食べようと言うときにおなかを壊したらしく、ちっとも食べられなかった。「いつも大盛りを頼んでるのに、普段はあまり食べないんだね。」と言われる始末…。うーん、情けない。焼肉は脂っこすぎてダメだ(!?)。ケーキならいけるかもと挑戦するもわずかに4つ。研究室公認の「甘党」(=俺)も、ここまでくるとさっぱり振るわない。 帰りにADC→VGAの変プラ(変換プラグの略)を買い電気屋さんにいく。プラグの種類をよく確認してからいこうと思っていたが、どうも思い出せない。友達にチェックしてもらって、こんな感じだったということで「買い」。「二人見てそれっぽいって思ってるんだ、間違えないさ」と思っていたが、案の定ミスる。結局、研究室に帰った後、電気屋さんを往復。現品は直接注文しなければならなく、しかもそれが5000円もする。ガツ萎え。 研究室にて、メールチェック。私が世話人をやっている物性若手夏の学校の方で、情報伝達の際にトラブル。島田研のトラブルメーカーが、夏の学校でもトラブルメーカーに…。あちゃー…。 明日から、センター試験。校内には入れないということで、りんごのパソコン(ノーパ)を家に持ち帰る。最近、就活関連で文章ばっかり書いている気がする。振り返ってみると、日記にも研究してるような内容が漂っきてない気がする。…いかんなぁ。 |
1/18,19 | 雑多 |
狂った生活リズムを強制的になおす。明日からは正常になれる…はず。 今日は一気に雑多な仕事を片付けた。終わったあとにはそれなりの満足感があったが、研究はあまり進んでいないことに気づき、ちょっとしょげ返る。時間配分下手かなぁ、俺。 久しぶりに量子力学の復習。授業の課題として課せられたものであるが、見た目以上にてこずっている(汗)水素原子やら摂動やらスピンやら、院試の時には何も見なくてもスラスラ解けるようになっていたはずのものが、そして、問題もよくわかっているのだが解けない…。なんか情けなくなってきた。 三味線の撥をしゃもじを切って作る。意外と出来には満足しているが、やっぱり本物が欲しいなぁ。あとは、三味線の駒がつくのを待つばかり。駒がないので調弦も出来ていない状況だが、なんとなく毎日弾いている。明日はセンター試験の準備で午後からは入校できない様子。しっかりパソコンを持ち帰って数値計算できるようにしておかねば!あと、図書館から三味線の本を借りてこようっと♪ なんか今日はすごく雑多な日記になってしまったなぁ。留学どうしよ。 |
1/17 | no topics |
ここ数日間で、すっかり不規則な生活になってしまった…。いかんなぁ、元に戻さなくては…。 物性研ゼミ。今回は自分の発表だったのだが、内容が大雑把なものだったので、式の詳細を追うところが少なく、予習をささっと済ませたつもりでいた。ただ、全体を通した理解がからっきしできていなかったので、ゼミではちょっと情けない有様だったなぁ。もう少し詰めておくべきだった。福井先生は、ゼミの際に学生の自主性を重んじているようで、直接「あれをやりなさい、これをやりなさい」ということは少ない。それゆえ、今回の発表を通じて特出して課せられたような問題はないが、やはりゼミの中で自分の課題というのは残る。いくら非線形系で電子相関のことに疎いとはいえ、さすがにこの状況は少しいかんかなとも思う。せめて今日やったとこぐらいは復習しておこう。Andersonモデルの簡単な摂動計算とかスピン帯磁率がスピンの自己相関関数で表せることとか。 中川先生の2日目の報告会をと思っていたが、先端科学トピックスと奨学金の継続申請のため時間が取れなかった。先生、すいません。今日の先端の内容は観光学について。一度観光学については立教の公開講座か何かで聞いた覚えはあって、漠然としたイメージはあったが、今になって改めて聞いてみるとまだまだ未開の分野であると実感した。使ってる算術も幼稚だし、文系の他の分野(政治とか経済とか)に比べて見劣りする。まぁ、国からも予算が結構おりているという現実と観光の社会的規模という意味でそれなりに可能性はあると思うけどね。で、物理の対象として、経済と言うのが注目されているが、観光学と言う視点もありえる気がした。観光学の研究では地理学者や心理学者という理系よりの学問をやっているものたちが前半リードしていたようだし、50年ぐらい前の簡単な数式を使った指標がまかり通っている。入る余地はいくらでもありそうな気はするが、問題は観光学にそれだけの可能性があるかどうか。これはちょっと私的な考えだけど、やっぱ自分が研究するとしたら、自分が面白いことはもちろんだけど、なんかやってて意味が見出せることが、研究を進める上でモチベーションになり続けると思う。観光学が対象としてありえても、観光学自体が経済に比べて見劣りするものであれば、経済を対象としたほうが面白そうと言うことかな。もしくは、社会還元というときに、観光学と言うものがそれほどの影響力を持ちうるものなのかということだな。あぁ、もう眠くなったからきょうはこれで。 |
1/15,16 | 泊り込み |
昨日から研究室に泊り込み。
一回お風呂に入りに行って戻ってきたきり、研究室に居座って、将来のこと考えたり、ゼミの対策を練ったり。
実は、今日も研究室に泊り込み。(学校から更新しています。)一回仮眠をとったから大丈夫とはいえ、明日はゆっくり家で休まなきゃなぁ。 今日は中川先生に今までやったことを簡単にまとめて報告をした。独りよがりでやっていると、見方の甘いところがやっぱり出てくる。結構完璧を喫していたつもりだったんだけどね。 まぁ、えてしてそんなものか。今日の夕方からその問題点を整理して考えていると、素粒子でDrをとられたIさんと同じく素粒子で同期のAくんに狩り出(…連行?)されて、カラオケに行く。 それでオールして、今研究室にいると・・・。明日は物性研のゼミで発表で、中川先生への報告2日目もある。明日も大変だ。 Iさんがところどころふっとこぼす愚痴っぽい言葉が印象に残った。素粒子でドクターをとって、来年中にいいポスドクを見つけられなければ、働き口を探すとか。 物性でドクターをとられたYさんも今求職中で、なかなか決まっていないとか。 どちらも優秀な方だと思うのだが、やっぱ現実って厳しいな。どこまでできればポストに就けるのか、今の時点では想像もできない。 やっぱ、「いい仕事を残す」それに尽きるのか? どこまでできればいいか、ある程度の目安みたいなものがつけられるといいんだけど、その境界自体も曖昧だし、(今の自分で)定義できるようなものでもなさそうだ。 研究とはつまり自己表現なのかなって思ってたけど、自分の道貫いてもうまくいかないときもありそうだし、それがいい仕事になるかどうかってどう判断するんだろ? 特に仕事に就けるといったときは、運にも依存しそうだけど、それ以外の要素で自分に必要なものをしっかり把握するのは大事そうだな。具体的な対策とかは…、まぁ、いいや。 この辺は下手に考えるよりは、今の自分にできることに専念するのがよろしかろう。それでは。 |
1/14 | ちょいと疲れました |
昨日今日とどうも精神的なダメージが強い。こんな心的圧迫感など普段はあまり感じないのだが、普段の勉強などに加え、やれ就職活動だやれ留学だ、将来のことで頭を思い悩ますことが多くなっている。それに関わる雑務のようなものが重荷になって、それをいっそう加速させている気がする。 自分の過去から積み上げられた信念みたいなものが、他の人からバッシングされても、人にも依るがさほど俺の場合は応えない。ただ、過去のものでなく未知のものに対しては、かなり私は臆病になっているのではないか。下手に情報詮索をしたり、慎重に慎重にやっているとかえって道がおぼつかなくなるんではないか。自分でゆっくり選んでいる道とはいえ、もっとシンプルに物事を考えられたら、無駄に思い悩むこともなかろうに。どうもだめだ、最近は取り乱してる。落ち着いたと思ったら、やっぱりあとから見たらどっか抜けてて、落ち着いているはずの自分の一側面が完全に消えている。 現状の整理。昨日付けでENS@Lyonのミッシェルさん→中川先生の経由で修士向けの"ATOSIM" ATOMIC SCALE MODELLING OF PHYSICAL, CHEMICAL AND BIOMOLECULAR SYSTEMSというプロジェクトの紹介を受ける。内容を概観すると、一年間LyonかAmsterdam、Roma(のうち2校かな)に行くことができる。うまくいけば21000ユーロの奨学金付で渡欧することもできる。非常に魅力的だが、ただ、締め切りが明日までであることが問題であると。今日改めてみてみると、意外と基準が高いことに驚く。とんだ早とちりだが、TOEFL570をTOEIC570と勘違いし、しかも俺はTOEFLを受けたことが無い。まぁ、ここの基準でひっかかるかもしれないが、それより切実な問題として関わってきたことが、今やっていること。「研究者として、一度やったことを中途半端であきらめるようなことをしてはならん」と教えられたのは某S先生からだが、この場合もろにそれに当てはまりそうだ。くわえて、中川先生からご指摘いただいたとおりこのプロジェクトは教育用で自分の研究がストップしてしまう可能性がある。ここが一番ひっかかっているところでもある。まだ立って間もないような赤子が、親の手を離れて勝手気ままに動き回っているようなものなのかもしれない。本来の立場としては、中川先生の下につき、中川先生から学びうる手法,中川研の必殺技を身につけたうえで、また別の地を目指すならいざしらず、それもまとまらぬうちにと言うのは時期早々な気もする。まぁ、英語の能力証明(TOEFL)の件もあるから、気楽に出して拒否られたらはいそれまでって感じで。ただ、このプロジェクトに対するモチベーションの欄では、しっかり自分をアピールしておかなくては・・・!語学より、やる気!こういう甘ったるい理想論が結構好きだったりするからな。 > 早速三味線が届いたが、その話はまたあとで。今日はこれにて。 |
1/13 | 渡欧話 | |
さて、今日の話題は何にしようか? 「超仰天事実発覚!福井先生が俺の日記を見ていた!」にしようか、「三味線落札!今出早海は和がお好き!?」にしようか、「青学からの使者!御領先生現る!」「ES細胞だけじゃない!理論家全員捏造疑惑!?」にしようか。今日の飲み会で福井先生に突っ込まれた分、今日の日記に何を書こうか(普段まったく意識せず、一日のうちに頭に残っていることを書くだけだが)無駄にプレッシャーがかかってしまった(笑) が、今日飲み会の後に見たメールにより、一気にその内容が頭に残ってしまった。そう、ミッシェルさんからの転送メールが中川先生経由で届いたのだ。 その内容によると、ヨーロッパで一年間、奨学金付きで研究できるという内容で、しかもその応募締め切りがあさってまでとのこと!受け取った直後は、チャレンジしてみたいと言う気持ちと、不安が半々。今は、少し前者の気持ちが強い。うーん、どうしようか。うーん。。。 |
1/12 | 三味線 |
ヤフオクで中古の三味線の入札を弟に依頼する。パッと見たときは、なかなかの高級品に見えたのだが、調べてみるとそうでもなさそうな気がしてきた。三味線の値段は、つくられる木によってまず値段が決められる。大まかに花林と紅木の二種類あるようで、紅木は木目のようなものでうん十万にも値がつりあがるらしい。一方花林は6万〜8万程度。どちらも日本製での値段だが、中国製のものになると花林で3万円ぐらいからでも買えるらしい。三味線の中でも棹の太さによって、細いものから長唄用、???、津軽用というものに分かれ、値段も太い方が高くなる。津軽三味線を買いたかったのだが、今になってまじまじとオークションの品定めをすると、花林であることは間違いなさそうで、何用かまでは判断できないなぁ。うーん、蔵から出てきた一品と言うことで期待してたんだけど、そこまでの品物じゃなさそうだ。まぁ、実際どんなものか分からんという楽しみと三味線を練習としてでも手元において置けるという楽しみがあるからよしとしよう。落札できるかなぁ? 今日は、ひたすら業界研究と研究概要を書いていた。苦心のせいもあってか、まぁまぁなものが書けたような気がする。書くと言う作業を通じ改めて思ったが、理系の基礎研究はやはり実社会につなげにくい。出来る範囲でやろうとしたのだが、なかなかうまくいかず、結局自分が書きたい用に書いた。自分の研究のモチベーション、その意義、現状、それからえたこと、あと適当な時事ネタを加えて。その方が自分に素直な意見で、嘘偽りが無い。いわゆるNG系のエントリーシートかもしれないなぁとつくづく思うが、あとは隣人の方々のご意見を頂いて、加筆修正していこう。 現在エントリーは6社。目標は10社程度。会社のR&Dとかを見てると、なかなか自分のやりたいことに沿ってるようなものが少ない。こういう時思い浮かぶのは、「頭の悪い奴ほど視野が狭い」ということ。きっと自分のやりたいことっていうのも企業にあるはず。それが見えてこないというのは、まだまだ視野が狭いからであろう。就活もある程度まじめにやって、その上で就職か進学かを考えよう。 |
1/11 | 研究概要 |
今日も論文読み。今日も無事ノルマを達成し、エントリーシートの作成へ。エントリーシートも最初は何を書いていいかわからなかったが、マニュアルやネットのものを参考にして、試行錯誤を重ねてきた結果段々といいものが書けてきたように思う。今振り返ってみて、これまで結構いろいろなことをやってきたなと思う。短期留学やボランティア、勉強会の企画やセミナーの世話係、将棋やテニスなどの部活動、生徒会活動やアルバイト、あとまぁ卒研か。これまでのやってきた結果をみてみるとだんだん自分がすごい人間のように錯覚するが、人間えてして悪いことは忘れようとするし、世の中上には上がいる。やっぱ俺も凡人かもなぁ。 エントリーシートはさておき、A4一枚の研究概要に非常に苦労を強いられている。というのも、今自分のやっている研究と企業側でやっている(利益に結びつくような)研究とでなかなか接点が見出せないのだ!基礎研究というのは、どうも直接的に社会に還元されない。それを痛感した。私のやっている分野(非線形非平衡統計力学)は比較的社会の影響を受ける方だと思っていたが、一つの研究テーマを社会に還元するといったときにはかなり苦労を強いられるようだ。もちろん、研究で培った手法とかは結構いきてくるんだけど、でもそれじゃ研究概要としては弱い。なんとか自分の研究と相手企業の研究とで直接合致する点を見出さなくては…!それと、企業の研究職に就くといったときに、やっている内容と自分の特性をしっかり見極めなきゃいかんと思った。俺も修士一年とは言え、研究という舞台に放り出されて約2年。自分の適性ぐらいそろそろ感づいてくるはずだろう。その辺も頭に入れておかなきゃ、(仮に)就職した後に苦労するんだろうな。どんな優良企業であっても。なんとか明日中に研究概要を書ききれるといいんだけど…。もちろん、論文のノルマも達成します。 |
1/10 | 授業はじめ |
新年明けましておめでとうございます。 12月からしばらくぶりに日記を再開しました。最近は進路のことで頭を思い悩ますことも多く、日記を休みがちになってしまいました。ですが、今日からまた日記を更新していきますので、今年もよろしくお願いします。 今日は、授業始め。早速朝からゼミの準備でてんやわんやで、ゼミが終わったら中川先生に進度状況の報告。近頃就活関連のことばかりで、研究がちっとも(まったく?)進んでいなかったために、お叱りを頂く。いたしかたない。現状では、就職が第一希望とも決めかねている状況。2足草鞋を履くと決めた以上、どちらか片一方と言うわけにもいかない。 これまで会ってきた先生方を見てみても、どんなに雑用まみれになってきても、しっかり仕事(研究)をしてきている方ばかりだ。私の隣人かて、かくありき。そんな中で、自分一人が悠長なことを言っていてはいけない。…とはいえ、なかなか思うようにいってはいないのだが。 今日はなかなか勉強した。やはり、物理は面白い。明日からも、気合をいれていかないとな。 |