ここには、私が日々なんとなく思うことを書きつづっています。



>> 先月の日記


10/30,31中川先生の話
月曜のゼミの準備でてんやわんや。毎週月曜はなんとか結果を出していかなきゃという切迫感がある。普通一週間かけて少しづつ出さなければいかんのだが、いろいろやらなければならんこと…というよりは残り二つのゼミの準備と本筋から離れたような勉強があって、なかなか思うように進まない。
さて、今日の中川先生のお話は面白かった。たんぱく質のダイナミックスを理解するために、go-likeモデルから平衡統計力学を作ってしまおうというのりの話。非常に面白い話で、いい仕事してるな〜って思った。出発点が大胆で独創的。何か一つの仕事をするというのは、こういうことだということを見せつけられた感じ。すげえなぁ。

10/29狂言
今日は研究室のYさんと一緒に狂言を見に行くつもりだったが、私があまりにも熟睡していたため、寝過ごしてしまって行けなかった。電話を何度かしていただいたのだが、電話にも気づかなかったそうだ。Yさんがさほど気にしていなかったのが不幸中の幸いだったが、なんとも不覚である。狂言とか能とか歌舞伎とか、そういうものを見たことなかっただけに楽しみにしていたのだが…。狂言は泉流と大蔵流の二つが大きく、今回見に行く予定だったのは、大蔵流。公演者の名前は今頭にないのだが、人間国宝らしい。人間国宝の人の芸なり作品なりを実際身近に感じたこともなかったので、その意味でも楽しみであった。値段の平均的な相場はだいたい4000〜5000円かかるとか(?)それが、今回は近くの高校(水戸女子高)で無料で公開していたので、女子高に入るという勇気を除けば、とても楽しみにしていた。う〜ん、残念。前日もっと早く寝ておけばよかった。ちなみに、こういう日本の文化に興味を持ち始めたのは、海外に出てから。(よく言う話だが)海外に出ると、日本で当たり前だったことが当たり前でなくなるから、自国の一長一短が見えてくる。私の場合、それを機に自国や他国の文化に興味を持つことができた。まぁそんなこといっても、私はあくまで理系だから、趣味のレベルにしかなりきらないのですが。もっとそういう文系方面に本腰入れて首っ丈になるのも面白いことだと思うんだけどなぁ。なかなかあっちもこっちもだとうまくいかない。
今日はLandauの理論とfBm(fractional Brownian motion)についてをやった。LandauのFermi流体に関する理論は、自分の研究とはなんら関係がないのだが、物性ゼミでの質問をきっかけに(個人的に)与えられた課題と深く関わるもので、勉強する羽目になった。まぁ、勉強する羽目になったとはいえ、どうも得心が行かない箇所であったから、やる気は(多少は?)あった。電気伝導度をBoltzmann方程式から導くというところで、エネルギーをある種の摂動的な扱いをしたとき、流れがどうなるとかそういう話。結論としてはFermi面近傍だけで議論が出来るということになるのだが、斯波氏の議論の中で、個人的には核心的なところの説明が不十分な気がして、あれこれ調べてみるのだが、どうもうまくいかなかった。ザイマンの本に似たようなぎろんがあって、参考にしたのだが、ザイマンは理解できたが、どうも対応がうまくいかず斯波氏の議論にはついて行けなかった…。また月曜にリベンジかな。fBmはTCF(時間相関関数)がべきに従うようなノイズを発生させるときのもとになる考え方らしい。ということでfBmにかんする論文を探していると…、なんと!、元論文は卒研でも(間接的に)お世話になったB.B.Mandelbrotではないかっ!また、Mandelbrot氏の仕事に触れるとは思わなかったが、ありがたく読ませていただく。いきなり定義から入っていたので、ちょっと引いたが、なんとかエッセンスだけでも理解したい。fBmを定義して(でもどうしてあんな式を考えようという気になったのか…)、そのTCF(元論文ではcov)がべきになるにしたと。まずはその理解と、それをつかったCプログラムを理解する。で、実際にやってみる。実際にやるのは早急に取り組まなければならんなぁ。ソースは手に入ってるわけだし、何より月曜に発表があるし。さて、明日は寝過ごさないようにしなきゃ。早起きしてゼミの予習しなきゃだな。

10/28topics
撃沈

10/24,25,26topics
24,25は泊り込み、25,26は、1時間半の睡眠。そして今日はこれから東京へ。

10/22,23topics
研究室に泊り込み。FFTやNon-Markovのノイズでnetから落としてきたプログラムが理解できなかったため、とりあえず、なんとか理解しようとC言語の再入門。自分のやってたのと雰囲気が違うから、いままで通り一遍だったところ復習し、また新たに勉強し直した感じ。徹夜だったにも関わらず、進度はイマイチだったが、少しずつ改善していこう。
長谷川先生のゼミは、今日はとてもよかった。非平衡系の基本的なところで、そんなの知っていると言い切りたかったところだったが、とてもいい復習になった。それに、ちょうど知りたいと思っていたところが、ピンポイントできたからとても有意義だった。なんか、具体的にやったことを書きたかった、今日はもう寝ます。すんません。

10/21雑念
わからない。何だか、今は雑念が入っている気がする。本来ならば、ストイック(禁欲的)に研究に打ち込むべきであるが…。
今何をやるべきか絞れていないためであろうか?いや、ちょっと先がぼやけているからか?ともかく、12月には次回の学会の発表の締め切り。それまでには、なんとしてでも発表できる形にしたい。それに間に合わすためには、今もう一押し、もう二押し頑張らねばならないはずだが。…。原付を買おうなどと考えているせいか?最近外食が増えてるから?朝起きるのがつらいから?お金のやりくりが大変だから?酒を飲んでないから?なんか途方もない自問ばかりだ。単に、気合といってしまえばラクなんだが。まぁ、ちょっと前までonで、昨日今日がoff気味だった。それだけの話かな。
今日はなんかうまく行かなかったし、気分が乗らなかった。昨日の夜、寝床でどうも変な結果が出ていたデータを考えていたら、プログラミングのバグに気づいた。今日はそれを修正しようと試みるも、なんかうまく行かなかった。かえってデータを返さなくなっちゃって、悪化した感じだった。うーん。なんだか、乗らなかったんだよな。明日になれば直ってくれるかな。うーん、あせる。

10/20ENS-Lyon
ようやくまともに日記を更新できるようになった。とはいえ、早く寝ないと明日が大変なので、あまり長くはかけないな…。
数値計算の結果について中川先生と議論。ここ何日間かで仕事と自由エネルギーとの関係について少しずつ認識が深まってきた感じ。だんだん問題がクリアになってきた気がするが、もう一歩というところ。ただし、そのもう一歩が難しい。最近やったこととして…ノイズの時間相関がべき乗に従うプログラムをnetから見つけ出す。これを生かせばGLEの数値計算がラクになるから、前々から目をかけていたのだが、その一部でFFTのサブルーチンが必要であることに気づく。ってことで、『Numerical Recipe』と『これなら分かる応用数学教室』にてFFTを復習。昔にちょっとやったことはあったが、なかなか難解だ。ただ、美しそうだ。そういえば、島田研のYさんがかつて「バタフライ演算が…」とか言ってたような(?) Numerical Recipeのプログラムが、どこで何を言ってるのかだけ分かるようにして、早速使ってみよう。GLEの数値計算も最近ようやく手直ししていい感じにはなってきてるが、分散が理論値とあってくれない。見た目の上での振舞いはそれっぽいのだが…。とりあえず、アンサンブル平均をとれるようにして、プログラミングを見直そう。
中川先生はかつてフランスのENS Lyon校に留学されていた時期があり、そのときの知り合いが教授が来週の月曜日に来水戸されるようだ。ENS-Lyonについて、中川先生からいろいろお聞きしたが、なんともよさそうなところだ。そして、なかなかおっしゃれそうなところだ(笑)。Google Eatrhで場所調べたり,netで調べたりしていくうちに、なんか研究って国際的なものなんだなぁとまた実感した。いい研究者は、自分に関して必要な情報は漏らさないようにしているものだし、また、交友関係も広いものだと思っている。そういった意味で、学際的な関係は国内に留まらず、広い方がいいものであろう。う〜ん、うらやますぃー。俺もゆくゆくはそういう地に足を踏み入れたいものだなぁ。
それと、最近原付が欲しくなってきた。田舎は何かと遠くまで行かなければならないことが多くなるし、かといって車なんて贅沢なものはもっての外。維持費もかかるし、とんでもない。また、東京水戸間を往復するのに一回一回5000円近く取られるのはどうも嫌だ。この際、原付が欲しいなと。ってことで、ネットで調べたり、近くのお店に行ったりした。新車がトータルで10万円(これでもかなり安い)、中古はピンキリだが修理費が+αで加算されるかもしれないってことで、やはりお店からは新車購入を薦められた。う〜ん、もともと予算は5,6万だったが、どうかなぁ…。

10/18,19
最近徹夜続きで、今朝なのか夜なのかよくわからなくなってきた。とりあえず、今は眠い。

10/16,17ハードです。
14日に無謀な企画として吉森氏の講義ノートを読みきることを企画。よっしーさんと一緒にやり、13講中11講までを読みきり、あと少しというところで撃沈。昨日から泊りがけで残りの2章と、中川ゼミの準備。中川ゼミを終わらせ、もう眠いので、寝ます。

10/15――
I氏が水戸に着たので、お休みしました。

10/14
がはぁぁぁぁああああああ。

10/13甘え
あー、ダメだー。フツーの結果しか出てこねぇよ。ちょっと面白い結果がでてくるんじゃないかって期待してたのになぁ…。これじゃ、なーんも新しいことがねぇよ。来週の発表どうしよ。で、今日は帰りがけに豚丼をやけ食い。食いながら考えてみても、やっぱ理論にバッチシあってて、これより先には進みようがない感じだ。まぁ、ばっちりプログラミングが完成しましたと旗を揚げて喜ぶべきか、以上踏まえてここからはと行くべきか。いくつか他にもあるとはいえ、なんか腑に落ちないなぁ。しゃーないか。来週の月曜に中川ゼミ、水曜日に物性しゃべり場があるから、とりあえずこのことだけでも物語るか。物性しゃべり場は後期初で、若干見切り発車気味だった。まぁ、今日結果を出したとはいえ、あまりにも普通の結果になっちゃったからなぁ。まぁ、いいや。さっさと関本さんの論文のレビューと吉森さんの講義ノート,GLEの数値計算をやっつけるか。そんで多少の味付けができればいいが。
土井健郎の続「甘え」の構造を読み切る。実は、高校時代の友人のS氏に薦められたのがきっかけだが、俺は最初は否定的であった。むしろ否定するために読んでやろうとさえ思っていた。何で甘えなのか、そんなに甘えで包括的に語れるものかという意味で、疑ってかかっていたのである。それが読んでみるとなかなかのもので、意外と感心することが多かった。私が内容に関していちいち説明すると、つまらないようなもののように聞こえてしまうので控えるが、なんか納得につながったようなポイントを2つ。まず、甘えというのは日本の文化に根ざしているものだから、比較的容易に理解が得られるということ。難解な理論ほどしっかりとしたものが多いとは個人的にも思うのだが、おそらくこの言葉は海外の人にとっては理解に苦しむ言葉なのだろう(本文にもあるが)。そして、フロイトのリビドーの理論を補足説明できるようなものであろうということ。ちょっと大げさかもしれないが、私にはそう感じられた。後半の甘えを使って社会を読み解いていこうとするところは、個人的な見解とあうところ合わないところが有ったが、「甘え」をつかって読み解いていこうとするその方向性はいい気がする。そういう根本的な理論から物事を説明しようとする態度の取りかたは、私にとっては自然な気がするし、なじみやすい。本文の説明の仕方も割と自分の好みにあっていたし、久しぶりにいい本に出会ったきがした。内容には必ずしも賛成ではないが、チャレンジングでいいんじゃないかな。

10/12風邪
あー、鼻水がひどい。そして、頭がぼっーとする。なんか、やわになったんじゃないか、俺。そういえば最近、冷え込みが激しくなってきたし、外食が増えてきた気がする。
今日は、カオスの本と「甘え」に関する本を読んだ。でも、書評をするほど今日は気力が無いので早めに寝ます。今日は、理系と文系の違いについて友達と討論。ある程度問題をはっきりさせてから、ネットで調べてみるもの、どれもダメだ。論点が間違っていたり、説明が不十分だったり、ろくでもないものばかりで、散々批判して徒労に終わった。「学問はすべて理系科目だ」←問題を簡略化しすぎ。「理系と文系の違いは再現性の有無だ」←説明がないし、不確定性とかカオスとか知らないんじゃないかな。「文系はウンチクたれる、理系は理屈こねる」←もう一階層踏み込みなさい。まぁ、また自分がペンを執ってみようと思ういいきっかけにはなったが、先の恋愛論執筆でも思ったことだが、しっかり文章を構成するのは時間がかかる。日記みたいに思いつくまま書く文章とは少し体裁が違うから、頭使うんだよなぁ。書くかどうかは保留で、研究も忙しいからあんまりそういうことばかりもやっておれんのよね。それに文才もありませんから。まぁ、今日はもう寝ます。

10/11ゼミ+ゼミ
今日は物性ゼミ+中川ゼミのダブルパンチ。ゼミ2連荘はきつい。中川ゼミでは、主にKさんの先輩の発表で、残りの時間に一週間の成果をまとめて発表した。Kさんは中川先生が作ったモデル(レールの上を一つの物質が動くというもの。レールはいくつかの質点で構成されていて、それぞれバネで直線的に結ばれている。レールとレール上の物質はそれぞれ別の熱浴にさらされていて、レールとその物質で非対称ポテンシャルで与えられるような相互作用ある。温度の差やばね定数などの各パラメータにより、レール上の物質に方向性があらわれるというような物で、非平衡状態を特徴づける一つのモデルである。くわしくは、…リンクつくっておきます。)の解析がメインで、今回は大きく分けて2つのトピックス。一つは、その方向性を熱流(カレント)として捉えるというアプローチの紹介、もう一つは、カレントがゼロになるようなケースに的をしぼり、分布を歪度(わいど)と尖度(せんど)という量に着目して比較して行こうというものだ。まだ結果は出ていないが、いずれもアプローチ法として参考になった。今の自分のやっていることと関連はまだ見ることができていないのだが。自分の発表についてご指摘をいただいたのは、自由エネルギーの変化僥の間の取り方と外部操作を入れるタイミングについて。この二つを念頭に入れ、もう一度解析に入ろう。やはり一週間ごとにでもまめに見てもらうほうが効率がよさそうだ。ただし、一週間のうちに多少のオチがつけられたなら。とりあえず、今回ご指摘いただいた点を補正し、ある程度の意味づけを説明出来るぐらいを目指すか。物性のゼミは、後期初。Fermi面近傍での話のイントロ的な内容だったので、学部生がやるような平衡統計力学と量子力学のレベルだった。でも、久しぶりに復習すると面白いなぁとか、ヤバイできなくなってるとか、あぁこういうことだったのかとか、なんかよかった。今やってるのがLangevinガチガチで、手を出しても力学系の話だから、久しぶりでよかったというのもあるかもしれないが。復習になるが、今日気にかかっていたことぐらいはやってもいいかもしれない。今日は疲れたからこんなもんで。

10/10蕎麦
ふぅ〜、何とか土壇場で間に合ったぞ。明日の中川ゼミで何とか発表ができそうだ。やれやれ。
今日読んだクレジットカードの請求書に驚かされ、急いで振込みに行く。あー、やべーなぁ。地方暮らしだとローカルな銀行しかないから、振り込む機会が少ない。それに、地方だから本とかはネットで買い物しないといっちもさっちもならない。さらに、手紙は自宅に届くから、こっちに連絡が入るのが遅くなる。奨学金はあるのだが、なんとかお金の周りを円滑にしないといかんなぁ。請求書が届くこと自体異常だから、なんか、不安になってきた。大丈夫かなぁ。
今日は体育の日なのに、雨続き。テニスをしたかった所願虚しく、研究室でKさんと久しぶりに将棋を指す。2局だけだが、やっぱり久しぶりにやると楽しい♪普段指さない手で指すと、局面がずいぶん違ったものになるから、いろいろ考えられて面白い。それと、今日は手打ちそばを食べにいった。4月に中川先生が勧めていた蕎麦屋さんで、先輩のKさんの蕎麦好きが高じて、一緒に夕食で行くことになった。Kさんは前々からチェックを入れていたようで、大学からは少し遠かったがするすると蕎麦屋さんに到着することが出来た。茨大は川原の方に出ると突然ド田舎になる。日も暮れていたので、辺りは暗かったが、パチンコ屋さんの光だけ明るかった。あとは、いくつかの国道を照らす証明だけが夜空に浮かび上がっていた。そんな暗がりの中、小さな小道を歩いていく。秋の夜風と周りの畑の風景が調和して、とても気持ちがよい。夏も終わって、秋。そして冬が来るのだなと思うと、今こうして外を散歩しているのはなんだか価値のあることのように思われた。さて、蕎麦だが、得てして中川先生が紹介するものは、おいしいものが多いのだが、若干高額なものが多い。そう思って1000円は覚悟していた。案の定、なかなか高そうな雰囲気のお店である。蕎麦屋さんは、ある程度の老舗になってくると独特の雰囲気がある。このお店はまだ新しい感じもあるが、なんて形容したらいいか分からないが、なんか蕎麦屋らしいたたずまいだった。つまり、俺ら学生がこの門下に立ったら尻尾を巻いて逃げてしまうようなところだ。さて、ちょっとした庭園なんかあり、雰囲気はよい。なぜかBGMがジャズだったが、とてもきれいな畳部屋を案内された。ざる蕎麦で670円+200円で大盛り。ここが最低ライン。まぁ、870円ならまだ射程範囲内か(!?)。他の天麩羅蕎麦なんぞはとても眼に入らなかったわけだが。蕎麦はさすがにうまかった。お店の雰囲気は他の老舗の方がいい気がするが、しっかりとした歯ごたえでつるつるっと入っていく麺肌がよかった。まぁ、学生の性分、どうしても安さというのを要求してしまうが、おいしかった。最後にお店の紹介しときます。蕎麦処手打ち「みかわ」。水戸市松本町17-75。029-233-1311。水曜日は定休日だそうだ。870円が払えるなら、ご賞味あれ。
シェルの有用性を知り、Emacsへの応用を考える。これができるとCのプログラミングがかなり楽になりそうだな。まぁ、タイミングを見計らって手を出していくか。なんか、今日は結構頑張ったような、結構遊んでたような。日記は遊び一食だな。

10/9リーグ戦
シェルってすごいなぁ。あんなに作業が楽になるとは思ってもみなかった!(論文調に結果を最初に書いてみました。)
っということで、今日は初めてシェルを使ってみました。今まで、シェルとかGAWKとかPerlとか、C一本で行くより、そういうのを勉強すると効率がいいって聞いてたんだけど、確かにその通りかもしれないなぁ。現段階では、GAWKとかPerlの必要性までは見出せなかったけど、今後必要になってきたらやってみる価値はありそうだな。蛇足ですが、シェルってのは、Linuxの端末で打つような一連のコマンドを一つにまとめちゃってやってしまえってもので、かなり使い勝手がいいし、作業ミスも回避できるって代物。あ、もちろんLinuxだけじゃなくて、WindowsやMacでもできます。何か今までHappy Hacking(中川先生におねだりして買っていただいたキーボードの名前)でパカパカパカパカたたいてたのが、あほらしくなってきたなぁ。横着になりすぎて、コマンドを忘れなければいいが(苦笑)
今日の午後はテニスの予定だった。ちょっと時間に遅れてしまったので、早々と研究室で支度を整えをコートに行ったが、何やら物騒がしい。何をやっているのか見てみると、テニスの試合、リーグ戦をやっていた。リーグ戦と言うのは、大学の部や公認サークルにとっては特別な試合で、一年間この日のためにやってきたといっても過言ではない部の名誉に関わる大切な試合なのだ。しかも、その入れ替え戦といえば、その大学が昇格するか降格するかを争う大一番だ。実は、私が日大の理工テニス部にいたとき、私の代は入れ替え戦で敗戦を喫し、降格を味わうことになってしまったのだ。
試合は茨城大学と高崎経済大学とで、茨大は降格をかけて、高崎経済大学は昇格をかけての試合だった。午後だったので試合はすでに後半戦、活気の中にも一勝を争う緊迫感にあふれていた。やや茨大が押しているようだったが、どちらが勝ってもおかしくない好ゲームだった。ただ、勝負の時は刻一刻と迫ってくる。やがて、茨大の勝利が決まる。すると、喜び合う部員とは裏腹に、そこには敗北感に打ちひしがれている部員がいた。応援している人には涙を流してる人もいた、プレイヤーは頭をうなだれて、私の目からは彼の肩の沈んだ背中しか見ることはできなかった。勝負は無常なことが多い。技量が同じ位でも、ほんの一瞬の気の緩みとか気持ちの弱さで試合が決まってしまうことが往々にしてあるからだ。私たちが降格してしまった試合でも、今までしっかり練習を積んできた分、技量はあったハズだ。相手校の実力もさることながら、私は日大が絶対に勝つと信じていた。ただ、結果はその逆だった。彼のその悲しげな背中も部員たちの涙も、2年前の私の記憶を鮮やかに思い出させてくれた。

10/8Stratonovichiか
今日は長谷川先生にお会いして、ゼミの打ち合わせ。田崎氏の集中講義に備えて、これから毎週土曜日に一緒にゼミをやって頂けることになったのだ。内容は、しばらくはSST(Steady State Thermodynamicsの略だが、Shin-ichi Sasa and hal Tasakiとかけているのかな)をやる。SSTの分量的に全部をやりきるのは不可能であろうから、適宜他のめぼしい論文に移ってもいいんじゃないかという形に落ち着いた。いろいろとやれそうなので、これからが楽しみだ。まぁ、その分、量をこなさなければならないが、これぐらい自分を追いやるのもいいことかもしれない。
今日中川先生がこちらに戻ってこられたようで、研究室の前で立ち話でお話しをする。自由エネルギーと仕事の関係がどうもうまくいかないと相談したら、「積分をStoratonovichiでやった?」と一言。そうかっ!と思って早速PCへ、周囲のバグを手直ししてシミュレーションすると、ようやくうまくいった。一言で片付く様なことを三日三晩考えてたのかと思うと、ちょっと切ないな〜。それにしても、普通の積分で表記していたから、確率積分のことをすっかり忘れていた。いかんいかん。やっぱH.Poincareもいうように、記号は大事だ。数値計算の結果は、最初は斬新な気がしたけど、見続けていると予想の範囲内の結果が出ていることに気づいた。面白い結果も出てきているから、この辺を詰めていこうかな。パラメータを変えることで、他にもいろいろ試せそうだから、もうしばらくコイツをやりつづけるか。そんなわけで、今日はPCとホワイトボードの往復で、ひたすら数値計算。プログラム自体は完成したから、計算待ちの時間が増えてきた。この辺の時間も効率的にやっていこう。
あ、中川研ホームページ。昨日の時点でIEからでは、リンクがしっかりつながっていませんでした。文字化けが直っていたから安心しきっていましたが、とんだ誤算でした。今日、ようやくどこからでも見れるようになったので、大丈夫です。あとは、俺以外の人にコメントいただいて、一般公開だな。

10/7誤算…
中川研のホームページがIE(Internet Explore)から見れないということが発覚し、急遽手直しをした。フォントをいろいろいじったり、ヒラに手伝ったりしてもらいながら、なんとか復旧。どうも今までのトップページが気に入らなかったので、ついでにそこを適当に手直ししていたらずいぶんと時間が食われてしまった…。イタタ…。でも、なかなかいいものが出来た気がする。Simple is the best!って感じで、なんかこっちのホームページよりはるかにデザイン性があっていい気がする。もう少し、トップページに手の施しようがあるような…デザイン募集中です。そうそう、一般公開はまだですが、新しい中川研のURLはこちらです→中川研ホームページ
さて、昨日問題になっていた電磁気の問題だが、H氏のご助言によりあっさり解決した。(私信ですが、ありがとうございました。また何かありましたら、オモイッキリつっこんでください。)しかもこれが、高校生でも解けるような積分だったから赤っ恥である。イタタ…。それにしても、まさかお便りをいただけるとも思っていなかったから、正直びっくり。Netで公開するという意味と、その責任をちょっと考えさせられました。あ、もちろんこれにめげずにこれからも公開させていただきますが…。TAは、まぁ前日にあぁは言っておきながら、当然緊張しまくる訳で(笑)特に初対面ともなるとやっぱ大変です。塾の先生のときもそうだったし、こればっかりはしょうがないわなぁ。
今日は、大学時代の友達Iと電話で話した。Iは、中学高校のときの先生の影響(良い影響も悪い影響も含めて)からか、学校の先生を目指している。去年今年と教員採用試験を受けたが、残念ながら力及ばずだったようである…。私も教職課程を受講し、塾の講師をしていた関係か、大学在学中にIと学校の先生について話し合うことがあった。Iと私とで教職観が異なることはままあったが、私はその話し合いの中でも、Iの教員に対する信念や志というものを評価していたし、教員になってもらいたいとも思っていた。もちろん、いきなり教員になっていい教員になれるかといえば、それはNoであろうが、Iには常に良い教員を目指し続ける気力があるだろう、そのようなものを感じていた。テストの点や面接受けの良さにものを言わせて教員になってしまうような人、そのような人、もちろんそういう人だけではないのであろうが、そういう人っていてしまうのではないか。確かに、この点数まで取れたら合格としてしまえば、ある意味平等で文句は出ないだろうが、それでは人の適性は評価できない。かといって受ける側には何の打開策も無いわけだから、是が非でもそのボーダーに達さなければならないわけだ。人の優劣をつけるのってそんなに簡単なことじゃないのに。だから、Iにも頑張ってほしい。経済的,時間的,心理的,…いろんな問題があるかもしれないが、それを乗り越えて欲しい。教員採用試験のイロハを知らない私だが、ただそんなことを考えている。

10/6電磁気=太田浩一
今日は中川研のホームページを公開した。作成後からずいぶんと公開が遅れてしまったが、許してください。とりあえず試作段階だから、少しずつ手直ししていきたい。とりあえず、ひそかに…中川研ホームページ 昨日の問題を掘り返してみたが、なんかよくわからんかった。とりあえず、やったことをまとめて、火曜日に見てもらおうことにする。8×8の行列を求める問題は、対称行列って事と下三角行列になるという大胆な仮定をおくことで解の一つを導出。なんだ、意外とあっさり片付いた。GLEの数値計算自体出来たわけではないのだが。久しぶりに電磁気を復習。というのも、明日はTAで電磁気の演習を補佐するのだ!早速問題を解くも、Coulombの法則(というか電場の定義式)から地道に電場を求める問題で早くも撃沈。式は立てども積分できず、こんな積分公式知るかよ〜…といいたい気持ちを押さえ、明日のTAではこの公式をさらりと書いてやるのだ!そうすれば相手は「うぉぉおお、なんだこの公式オタクはっ!!」と恐れおののくであろう!わっはっはー。(苦笑)太田浩一の電磁気を復習したら、ちょうどその公式に?マークをつけてあって、再度挑戦するも、やはり撃沈であった…。証明でけへん。(この話を聞いて気になった方は、無限に長い直線上に一様に線密度λで電荷を置いたときの任意の点での電場を求めてください。Gauβの法則なら簡単ですが。あと、太田浩一では、これが有限長で議論されていました。)あと、電気双極子(カッコつけるとダイポール)ででてくる有名な電場の式は、Gauβの法則の意味で妥当だって知ってました?知らなかったんだけど、ちゃっかり太田浩一には載ってるんですよね。(俺、何読んでたんだろ。)δ関数をナブラを使って定義して、ちゃっかり考察されちゃってます。教科書全体で科学史的な背景もしっかり抑えられてるし、電磁気を使っていろいろ勉強させられます。網羅されてる内容が広いです。いやぁ、マジで太田浩一さんは教科書書かせたらNo.1ですよ。

10/5独り言
うーん、わからんなぁ。どうもよくわからなくなってきた。うーん、うーん。 そろそろ先生と議論しに行ったほうがいいかなぁ。いや、もう少し自分で詰められそうな気もする。 う〜ん、う〜ん、また明日だな。来週の火曜にちょっとオチでもつけて発表したいんだけどなぁ。どうかなぁ。あ、そうだ、そういえば今週先生いないんだった。どの道自分で考えなきゃどうしようもないか…。
どうしようか、しばらく仕事と自由エネルギーの関係についての数値計算はほったらかしにしといて、問題山済みのGLEのプログラムのバグ取りをやるか。そっちはそっちで手直しが多いからやりがいあるけど、やっぱこっちが結構気になるなぁ。外部操作というよりは、初期値に依存している状況なんだよな、今の段階。温度とか初期のエネルギー値によって変わってくるって事は、考えてる関数形そのものが違うって事かなぁ。それともプログラミングかなぁ。いやぁ、当分配則は満たしてるし、形自体はすごく近いからなぁ。うーん、疑心暗鬼になる…。更なる問題として、仕事と自由エネルギーの差をどう解釈していくかだよなぁ。ここが一番のキモだろうし。そういや、GLEの計算で出てくる88行列の値決めるのもやらなきゃな。ダイレクトにやったらMathematicaが逝ったから、ウマーく条件決めてやらなきゃなぁ。(2ch用語使ってるし!俺!)どれもこれも、また、明日だな…。あぁ、TAの電磁気(+解析力学+熱力学)の演習、ちょっとやっとかんとなぁ。見た感じどれも訳ない感じだったけど、今出来るかどうか微妙だしな。うん、さて寝るか。

10/4コロキウム,セミナー
まだまだ研究者としては半人前だなぁ。 いや、半人ぐらいあればいい方かも。 改めて昨日ご指摘いただいたところ確認していく中で、そんなことを漠然と思った。 自分がさして重要視していなかった箇所ならともかく、 ここはというところの踏み込みの甘さ、重要だった点の欠落は痛いよなぁ。 発表の重要さを少し認識し、島田研のコロキウムを思い出した。 島田研のコロキウムは、一週に一回。発表は自主的に行うというものであった。 (私の発表回数に関しては秘密…) この手の発表は当たり前のことのような気もするが、こういうスタイルの発表は理にかなっている。 一週間という限られた期間の中でも、自分の研究で進んだ点があったら、それを逐一報告する。 それに対し、同じ研究室の院生や先生にアドバイスを頂く。 それによって、自分の研究で進んだ点に関して、その方針の良し悪し、他の見方、 今後のアプローチがはっきりしてくる。 大学院生という限られた時間の中で、 効率よく他の院生や指導教官の先生から知識や研究のノウハウを吸収するのには欠かせないことだろう。 中川研のセミナーは今のところ月に一回ではあるが、 週一でもちょっとした進展を見せていくことには中川先生自身もよしとしているようだ。 自主的にどんどん発表して、効率よく研究を進めていく、そうすれば昨日のジレンマも解消するかもしれない。 まぁ、そんなにしょっちゅう研究が進むかということはあるが、ここは努力次第だろう。
そんなわけで、昨日浮かび上がった問題点の一つを数値計算した。 Langevinで自由エネルギーと仕事を計算して、その差を見るということ。 簡単な数値計算だったので難なくこなせたが、パラメータによって振る舞いが結構違っている。 オーダー自体はあってるから、もう少し遊んでみて、議論を詰めていこう。 非常に理にかなった結果もあるのだが…。 最近やった数値計算はオーダー自体がとんでもないものだったし、今日みたいに理論値にばっちり合うと気持ちがいい。 合っているものも有って、その中で合ってないものが有るなら、出だし順調かな。

10/2,3精読と濫読
研究室のKさんに「後期初の研究室泊まりだね、おめでとう」と言われた。う〜ん、というか後期今日から始まったんだけどなぁ。
ゼミは進めた内容のところでつまずいているところを議論をしたかったのだが、割と足元をすくわれるようなことが多かった。 前回指摘を受けたところでも、カバーが足りなかったところや、新しくやったところでも、詰めが甘かったところなど、新たにやるべきことが増えた。 中川先生からもご指摘を受けたところだが、"ひとつの論文をしっかり読み込む"と言う作業は確かに大事な気がする。 一人で読んでいては見落としてしまいがちなところを、実際に指摘を受けることによって、読みの甘さを認識させられる。 そういうことを通じてでないと、いい着眼力というのはついてこない気がする。 俺のタイプとしては濫読派だけど、やはりしっかり一個を読み込む力があってこその濫読だから、そういう基礎的なことは必須だ。 それゆえ、とくに研究の進度という点であせっているわけだが、そういう力がつく前までは仕方が無いことかもしれない。 ただ、そんな悠長なことも言ってばかりはいられないのだが。なんか、パラドクスだな。
今日は睡眠時間が短かったので、ここまで。疲れました。

10/1M1半分でっせ!
うぉ!十月だ!月日がたつのは早い。もぉ、M1も半分、過ぎたわけか・・・。スピードアップスピードアップ…。
今日はマスマティカを使ってあれこれと数値計算+あれこれと手計算。 昨日からマスマティカを使ってグラフ書いたり、内容を吟味したり。手計算でゴリゴリ計算したり。 ・・・というのも、10/3にまたしても発表があるのだっ! あせるなぁ。 直前になるとやるべきことが不思議とまとまってくるもので、普段からこのぐらいのひらめきの早さでいけるといいんだけどなぁ。 追い込まれないとギアが入らない。これじゃ、B4のままだなぁ(汗)
情報検索してるうちに、いい講義ノートを発見。(九大の吉森明さんのホームページ) 今回参考にしたのはMarkov近似のとこだけだが、なんとなく見た目がすっきりまとまっていたので、折をみて目を通しておこう。 いい復習にもなるだろうし、田崎氏の集中講義の準備にもなる。 GLEの数値計算目前。関本理論での自由エネルギーの解釈、個人的にまだまだ問題あり。 適当なポテンシャル下で手を動かしながらちょこちょこ考えてみるが、なんか今回中にオチが作れるか・・・? あまり本には頼りたくないんから、しばらくはゆっくり自分で考えていこう。