ここには、私が日々なんとなく思うことを書きつづっています。



>> 最新の日記


4/27なし
今日は研究室にLINUXを運び込んで、ちょっとした環境設定。Windowsも少しいじくって、Cが組めるようにした。ヒラ(同期のM1)と一緒にコンピューター管理者になることにしたので、これからはLINUXを本格的に使い込んでいこう。もともとLINUXに対する拒否感もあるでもなし。ウィルスとかのこともそこまで神経質にならなくてもよさそうだし。なにより、なんでも使ってみなくちゃわからん。あー、Mac miniが欲しいなぁ。
GWに入るので、明日の夜からしばらく帰省する。研究から離れるのが少し惜しいが、たまの旅行も悪くはない。個人的には、水戸に居ること自体、ちょっと旅行気分ではあるが。まぁ、ゆっくりと羽を伸ばそう。
ってな訳で、明日から数日間日記をお休みにします。

4/26なし
研究室のパソコンから、ウィルスが4件も検出された。俺がメインで居る部屋にはパソコンは2台。そのうち、動作がのろくて何とかしようと思ってた方がウィルスに引っかかって、新しい方は大丈夫だった。やっぱ、WindowsよりLINUXかなぁ?福井先生と話しをしてたら、LINUXへの移行を進められたし…。まぁ、やるとしても、LINUXOSのパソコンを研究室に配備することからだな。
ゼミで使う電子相関の本の予習をした。たまたま第二量子化の知識があったから読み進められたようなものの、今後読み進めていくのはなかなか骨の折れる作業かもしれんなぁ。しかし、五十嵐先生絶賛だけあって、確かにコンパクトにまとまっていていい気がする。電子相関より、基本的な統計の本とか熱力学とかをやりたかったんだけど、五十嵐先生の勢いに押された感と周りの雰囲気に飲まれた感がある。やっぱ、非線形系ってマイナーなのかなぁ。

4/25研究
昨日の夜、ベットの中でジャイアントミジンコの研究構想を練っていた。どうしても気になっていたのか、なかなか寝付けず、寝床についてから2時間半もそんなことを考えていた。実際に行動にうつすかどうかは、しばらくジャイアントミジンコを飼ってから。当分はHarada-Sasa論文を追っかけるつもり。なんだか、研究ってのは恋愛に似てるかもなぁ。今までそんなこと考えたこともなかったけど、なんとなくそんな気もする。一晩中入れ込んだ女(なり男なり)のことを考えはせたり、何年、何ヶ月(、何週間、何日)したら別の女(もしくは男)に移り気を寄せたり。彼女(もしくは彼氏を)募集したり、合コンに行ったり、いかに相手を口説くかアプローチをいろいろ考えたり。恋愛に対しての自我の目覚めが遅かったり早かったり。何より、相手を愛したり。恋愛の対象を研究の対象にすりかえると、そのまんまな気がする。そういえば、ハイデガーの自伝だったか、研究対象を先生に請いに来た学生に対して、「それは、結婚相手を私に選んでくれといってるようなものだ」と叱責する場面があったような。まぁ、そんなもんかな。
で、何が言いたいかというと、今日の授業に遅刻した理由をつらつら並べただけというありがちないい訳でした。明日は遅刻しないように、今日はもう寝ます。といいつつ、もう3時を回ってるわけだが。
世間は電車の脱線事故で騒いでいるというのに、こっちはいつもどおりの日常。研究者は社会の時流というのを敏感に察知しなければならない生き物だと思うが、今の自分は少し世俗から離れてる気がして、ときどき不安になる。社会情勢のこととかも思いをはせてみたいものだが、今の自分はよく言っても小さな研究者で、あくまで学生である。高校生ぐらいのときから、社会に対して自分に何ができるのかを問い続けている気がするが、未だに何もわかってこない。それは、学生の時分だからか?俺が未熟だからか?定かではないが、少なくとも今までは、学生だからというタテマエで答えを先延ばしにしてきた気がする。高校生でもそれに対してしっかり答えを出してる人はいると思うが、そう思うと自分が無力で情けなくなってくる。「与えられた課題に対して、今の自分に何ができるのか?」研究者としてというよりは、一人の大人として、しっかり答えを見出したいものである。
また駄文を。さっさと寝よう。

4/24なし
毎週、土日のどちらかは必ず勝さんとテニスをする。今日もいつもどおりテニスをしていた。テニスを終え研究室への帰る途中、長谷川先生にお会いした。開口一番「ジャイアントミジンコを見ない?」っていう先生、二束三文「見ます!」って答えた俺。普通の日常のふとした瞬間から、非日常は生まれるものだ。まったく世の中何が起こるかわからない。生まれて初めてジャイアントミジンコを見たが、なんとも言えず、奇妙な奴。というか、愛らしい(笑)。ミジンコみたいな微生物が肉眼で見られるすごさと、目の前でありありと動くジャイアントミジンコのかわいらしさ。う〜ん、生かすなぁコイツ…。飼育条件もたやすかったので、後日改めていただくことにした。長谷川先生は、ミジンコの動きをビデオにとって、パソコンを使って時系列解析するらしい。今はビデオカメラさえあればそういうのができる、便利なソフトがあるそうな。確かに、コイツの動きをモデリングするのは面白いかも。とりあえず、一見不規則な動きをするジャイアントミジンコをビーカーで飼ってしばらく眺めておくことにしよう。その前に、俺の机の上にある、ごみ置き場から拾ってきた(壊れていた)プリンターと、中川先生から頂いたドデカイ鍋を何とかしないとなぁ。試みに、ジャイアントミジンコに関する(物理関係の)Articleを探したが、見つからなかった。研究対象としては、さほど盛んじゃないのかなぁ??面白いと思うけど。
昨日の夜から、複素解析をつらつらと勉強していたが、やっぱ複素解析はきれいだなぁ。人を引き込むものはもっているが、これ以上勉強していては、ちょっとマニアックな領域に差し掛かりそうなので、この辺でやめておこう。まず第一に研究しなきゃならんのだから、さっさとsymplectic integraterを読んだ方がいい。というわけで、吉田さんのsympletic integraterを読んでみたが、やはり、Hamilton力学系の知識が不足していたせいもあってか、完全には理解できない。やりたいことは理解できるのだが…、もう少し詰めてから、中川先生に議論に行こう。もしくは、(中川研の先輩の)神田さんと論議をかもしてみよう。
ラーメン屋にて、飲み会で知り合った素粒子のD2の人と勝さんを交えて話す。素粒子全体でどういう枠組みになっているのか、少し取り留めなかったので伺う。ひもやらラティス(格子モデル)やら超対称性やら。俺の立場として、何をどのように勉強すればいいのか、少し気にかかっていた。現段階では、勝手に自分の面白いと思うことに首を突っ込んでいたが、やはり、このスタンスで続けてよさそうだ。今、素粒子の方面に手を出してもなぁ。必要になったらなったで、勉強すりゃいいし。当面の目標は、熱ゆらぎということにしておこう。

4/23処世,勉強
昨日は、少しはっちゃけた感があるなぁ。大概、お酒を飲んだときの醜態を思い出すと、いいことがない。ある人が、「幸せは、ささやかにして極上となす。」って言ってたけど、お酒についても成り立つかもしれないなぁ。深酒はよくないっていうし。でも、ある程度深酒で悪い思いをしないと、それに気づけない可能性もある。問題は、そういうばつの悪い経験をしてから、自戒の念が生じるかどうか。この辺は、キルケゴールのいう実存の3段階の美的実存から倫理的実存にいけるかどうかにあたると思う。まぁ、だったら酒なんて飲まなきゃ良いって強硬な意見もありそうだけど、それはなぁ…。お酒は、社交的場を提供してくれるから、貴重ですし。無論、お酒でなくても、控えるべきものはあると思うけど。タバコやドラッグや暴力とか。言うまでもないか。

今日は、木村カエラの曲を聞きながら、掃除やら洗濯やら。そのあとに学校に行って、昨日顔見知りになったKEKの伊藤さんと話す。伊藤さんは素粒子のDr.の方で、物性にも興味があるらしく、物性の人とコラボレートできないか伺っている様子。素粒子の話とかでは到底お話しできないので、研究についてや修士の生活の仕方など、参考になることが聞けた。物性しゃべり場の話しをしたら、興味を持っていただけたので、連絡をとりあうことに。早く実行段階に移したくなってきた。
おとといに入門確率過程をやるといったのに、複素積分の収束やら発散やらの話が気になりだしたので、大学テキスト関数論矢野健の基礎解析学を引っ張り出して復習。大学2年次で複素関数論には結構面白みを感じていたのだが、ある程度勉強してやめてしまった。今やり直してみると、もっともっとつっこんでおけば良かったなぁと少し後悔。深入りすると危険そうなので。区切りのいいところまでつっこんでやめにしよう(?)。ゆらぎのエネルギー論の4章にLangevin方程式に関して記述があった。片手間で読める本でもなさそうだが、フライング気味に読んでみよう。

キルケゴールの実存主義について
まず第一の段階である美的実存の段階。美や快楽を求め、享楽的に生きることが人生の目的となる。しかし、求めるものが得られても得られなくても、そこにあるのは虚しさであり、挫折感と絶望感を味わうことになる。そこで、自らの人格を高め、良心的・道徳的に生きようとする第二段階の倫理的実存へと進むが、ここでも結局は自分の無力さを悟るか傲慢になるか、いずれにしても再度挫折し、より深い絶望へと突き進む。こうして最後に,人は神の実存を受け入れることで理性から飛躍し,真の自己にたどり着く。これが宗教的実存の段階である。


4/22なし
今日は、物性研と素粒子研の合同の飲み会があった。ちょっと飲みすぎ感がある。あー、頭が痛い。。。今日はもう寝ます。何も考えられん。さっさと寝ます。

4/21なし
木曜日は、経済物理に関する論文を読む授業がある。何やら、担当の先生の修士の方を中心に、経済物理が大流行しているそうな。この分野に関して無知な私は、生半可な気持ちで授業を受けにいったわけだが、なかなか自分のやっていることとも関連があって面白かった。授業スタイルも自分と波長があっていたせいもあるかな。確率過程の話が大半で、4/18久保の統計でも出てきたし、前々から興味があったので、少しやる気になった。明日から早速、松原さんの入門確率過程をやり進めよう。買ったときは卒研で忙しくて前半数章しか読んでいなかったが、今なら一気に読めるだろう(?)。
4/18に、自主ゼミで進めた久保の統計の復習をする。4/18は、一日で30頁進めたから、計算を詰めていないところがいくつか残っていた。今日で、その大半は終えた。
物性しゃべり場の方も、早めに発表してもらえるように取り計らってもらおう。5月の中旬に吉田さんに発表していただくから、案内を出すとしたら今ごろ。場所を早めに手配しないとな。

4/20なし
不思議なもので、自分が面白いと思うものはさほど何の苦もなくできるが、自分がつまらないと思うものはなかなか先に進まない。
今日は、奨学金の申請に必要な文章を書いていた。日記と違って、自分の好きなように書けないから、ずいぶんてこずらされた。さらには、中川先生からアドバイスが下り、なんか妙に説得力があったから、それに従い構成を練り直す。試行錯誤の末、なんとか自分の満足いく文章がかけた。しかし、なんでたかだか400字でこんな苦労したんだろう?自分の考えを好きなように書けるレポートの方がよっぽど楽だったなぁ。小学生のときの読書感想文を連想させられたよ。
今日は、Mathematicaで遊んでた。昨日言ってた@は難なく解決できたが、やはりAは頑張らないと無理そうだ。
茨大の理学部図書館、弱っ!非線形系の本がからっきしねぇでやんの!!まったく、水戸に来てからは、本に対するフラストレーションが溜まりすぎ!とりあえず、数冊の本を請求しよう。とはいえ、当分はやる本はきまってるから、勉強に関してはいいんだけどね。それでもたまには理工専門書に囲まれて、ゆるりと眺めていたいものだ。まぁ、水戸と神保町を比べちゃまずいはな。

4/19勉強
TAは、無難にこなせた。演習の授業だから、質問も多いし、生徒の疑問点もはっきりしているから教えやすい。なんだか、私が塾の先生をやっていたときのことを思い出した。 最初はこんなもんかな。
今日は、茨大の応用粒子線から佐久間先生に講演していただいた。一言でいうと、X線,中性子線をつかって物質の構造を明らかにしていこうといったところか。実験屋さんだが、物性と交流もある分野で、モデルを作ろうといったときに、固体物性の知識が必要になる。緩慢散乱をいかに説明するかに焦点が置かれていて、熱ゆらぎやら〜ポテンシャルやらわからないカタカナ文字などが並べられて、少々厳しかった。全体的には、耳学問的な感じかな。まぁ、意義のある研究だとは思うが、実験からもこんなアプローチがあるんだ〜といった感じ。(少し、失礼かな。)
Langevin方程式のシミュレーションについて、@揺動力(ランダムな力)ξ(t)は一様乱数ではなく、Gauss乱数でなければならない。Aξ(t)の微分には注意が必要で、時間のスケールが違う。ということを教わる。@はすぐに修正できると思うが、問題はAだ。まずは、言ってる意味を本やなんかで理解しなければならない。そして、プログラミングを工夫する必要がある。場合によっては、過去の研究で、Sympletic Integrators,Mannella法と呼ばれるプログラミングの手法があるので、その論文に目を通さなければならない。Sympletic Integratorsは、私が大学生になって最初にお世話になったキーポイント力学の著者である吉田春夫さんによる仕事である。こんなところで、またお会いすることになるとは、、、とりあえず、Aについて勉強して、Mathematicaでプログラミング、できなければ、Cに移行。まぁ、Mathematicaで何とかするつもりだが。

4/18勉強
明日からTAをやることになった。 科目は「力学演習」で、内容も簡単ではあったが、なんだか緊張する。 私が大学生だったころ、よくTAのことを「使えねぇなぁ。」とか思っていたが、まさかそのTAに俺がなるとは思わなかった。 考えても見れば、大学院生なんだから、当たり前といえば当たり前だけど。 学部生に「使えねぇTA」と思われないようにしなきゃなぁ。 (もちろん、いいTAの先生もいらっしゃいましたので、あしからず。)

今日の自主ゼミでやった久保の統計はなかなかよかった。扱っている内容も幅広く、それでいて包括的に論じられていたので、どういう考えの下に進んでいっているのかがよくわかる。確率過程や調和解析といった考えは太田隆夫の非平衡には盛り込まれていなかったし、その点でもいい勉強になった。まぁ、Wiener-Khinchinぐらいは学部レベルとも思うが。
HS論文について中川先生とお話をしていたら、いろいろな課題を与えられた。まぁ、どれも自然な問いであると思ったので、すぐにやりたくなった。Langevin方程式のポテンシャルをいじくるプログラムぐらいならすぐ組めると思ったので、Mathematicaで即座に作ったが、これであっているのかどうか。明日、お話をしてこよう。あと、関本さんの本も渡されたので、一部を参考に進めていかなければならない。今日ご指摘を受けたことだが、いろいろとやりすぎて研究にかける時間が少なくなってしまうのは、本末転倒である。そうならないように、日程や時間の調整もうまくつけていかなければならないな。


4/17勉強
4/12に復習するといってたことを復習した。明日から自主ゼミが始まる。その準備の意味も込めて。
一つ疑問点が見つかると、その周辺知識を探る。その周辺知識を探っているうちに、また一つ二つと疑問点が見つかる。そうやって行くうちに、曖昧だった知識が互いに結びつき、一つの秩序だった考えが垣間見えてくる。学問分野同士のつながりが見えてくるといったら少し大げさだが、そういう勉強はなんだか楽しい。綿矢りさが「蹴りたい背中」で、実験の班決めで班員が決まっていく描写があったと思ったが、そんな感じかな。知識と知識があっちいったりこっち行ったりしながら、互いに結びついていく。高校生の観察力とあの筆致、すごいなぁって驚いてた気がする。本文を引用したいんだけど、図書館で読んでしまったから引用できません。まぁ気が向いたらいつか載せます。
明日の自主ゼミでは、最近復刊されたとうわさの、久保の統計(湯川さんが編集してる岩波の奴)をやる。最初は、M1同士で自主ゼミをしようかと思ったが、俺のやりたい内容が、M2でやってる自主ゼミに近かったので、混ぜてもらうことにした。幸い、復習の時間も割いてくれるとのことだったので、うまい具合に合流できると思う。太田隆夫の非平衡久保の統計では、風合いが違うので互いを見比べながら進めていくのは、面白そうだ。

4/16文学
日記を書き始めて、14日目、2週間か。面白いことじゃなきゃ長続きしない私にとって、ちょっとした快挙かもしれない。日記を書くということについて、一度友達と議論になったことがある。
私が日記を書く動機付けは、その日その日に得られたことが貴重で、忘れてしまうのが嫌だからということになろうか。私がカナダに短期留学をした(こんな奴参照)とき、5日ぐらいして、日記を書き始めた。というのも、カナダ滞在中に感じたこととは、毎日が新鮮で貴重だったからである。いわゆる異文化間交流という奴であろうか、日本人では考えもつかないことをブラジル人やらフランス人やらイギリス人やらはしでかす。こういったことは、考えてみると面白いことばかりで、何がしか自分で考え直される点があった。だから、そういう経験を自分の財産とみなし、日記をつけようなどと思ったんだと思う。付け加えておくと、前もって短期留学中に日記をつけようと企画していたわけでもなく、それまでに日記をつける習慣なども皆無であった。友達に日記をつけることを勧められたでもない。何もないとこらから、いきなり書きたくなったのである。おそらく文学に目覚める人って、こんななんだろうな。蛇足ながら、私は小説を書き始めたこともあった。が、出来上がったものを見てみると、自分の伝えたいことはこんなじゃない!とせっかく作った文章を破棄してしまった。あまりの文章力のなさ。描写の下手さ。設定の曖昧さ。どうもダメである。
そのときの友達の意見も紹介しておこう。彼は、いわゆる継続は力なりといった具合に、「日記は毎日書くことに意味がある」と言ってのけた。日記を書くと一日の反省にもなるし、見聞きしたことを文章化することで考えをまとめることもできる。それを毎日続けているんだいいことだろうと言う具合だろう。うん、まぁ、それも一理あるかもしれない。一つのことを曲げずにやりとおす。日本人(まぁ、俺もだけど)は、こういう考えが好きな気がする。
けど、個人的には、ちとおかしいと思う。まぁ、日記をつける意義付けの問題だとも思うが、それだと日記をつけること自体が目的化しすぎてしまう気がする。何のために日記つけてるか?日記をつけるために日記をつけてるのでは意味がないし、かといって三日坊主というのではなんだかしまりがない。やはり、毎日がその人にとって(日記を書きたくなるぐらい)新鮮であって、その結果毎日日記を書いてしまっている。こういう状況が一番いいのではないかなぁ。なんか、自分で自分を戒めている気がするが。
ということで、今日はさして何かしたわけでもないので、何も書きません。これの理由付けに、上述のような文章を並べたとなるとちょっと阿呆だよなぁ。というか、友達に内容がマニアックすぎてついていけないといわれた影響もあるでもなし。。。
今日のテーマの文学は少し大げさかな。

4/15勉強
今日は、夜の2時まで研究室に居た。 思いの外、勉強にはまってしまって…、まぁその辺はこの後の文章で。 さすがに疲れたなぁ。
茨城大学の物性研の院生を中心にセミナーを開くことにした。 というのも、@大学院生同士でどんな研究をしているのかが見えにくいA他の院生と積極的にディスカッションをしたいB研究のペースをつかみたい、の3点かな、個人的には。 直接的にきっかけになったのは、D1の吉田さんにどんな研究をしているのかたずねたこと。 なにやらつっこんでみたくなったが、説明がちぐはぐで、どうもわかりにくっかった(吉田さん、すいません)。 そこで、セミナーで発表してもらおうと。 考えてもみれば、自分も卒研の発表をしたい。 まわりの院生がどんなことをやっていたのか知りたい。 そういうわけで、「物性しゃべり場」なるインフォーマルセミナーを立ち上げた。 幸い、勝さん,吉田さん,平安くんにも賛同をえられ、実行段階にうつした。 院生もしくは学部学生がメインで、研究発表,勉強会,講師を招いてセミナーなどをする。 基本方針は、形式ばってなくて、皆で和やかにお話しができること。 疑問に思ったことがあったら、すぐその場で質問できるような環境だね、具体的には。 それと、院生全員が自主的に発表をすること。 ここは、各人各人の研究のペースがあるから、難しいけど、原則、自主セミナーで。 まぁ、今後は研究室のみんなの意向もあるから、考えていかなければならないことではあるな。 部屋は、違う研究室のところだが、仲のいい先生の部屋なのでなんとかなるだろう。 連絡のツールとして、MLも同時に立ち上げる。 こっちは、他の院生方の連絡待ち。
今日は勉強もはかどった。 前述のHS論文の件もあったので、早く理解したいことが多かった、そのお陰もあるか。 今日はこの一言。 熱ゆらぎの面白さに気づく。 これに尽きる。 HS論文の中身を反芻していたこの数日間、なぜこの研究が面白みを持つのか、煮え切らないところがあった。 それが少し晴れた気がする。 熱ゆらぎは、熱平衡近傍の現象であるにも関わらず、ある種のフラクタル構造が見られる。 多くのフラクタル構造は、非平衡系で見られるがゆえに、この現象はある種異例である。やはり、過去の研究が影響を与えているのか、自然界には何故かくもフラクタル構造が見られるのかには興味があり、熱ゆらぎは、その意味でも面白い。 HS論文は、熱ゆらぎの主要な道具立てでもあるランジュバン方程式に疑問点を投げかけるかもしれないということで大きな意味をもつ。 しかも、その主張は、Fickの法則ともつながるという意味で、信憑性が高い。 とりあえず、明日以降、中川先生とHS論文について、もう一度話す機会をつくろう。 それまでに、しっかり自分の考えをまとめておかねば!

4/14なし
今日は、鍵の複製やら奨学金のことやら文献の一部の複写やらメールの設定やらホームページの改良やらソフトのインストールやら。 雑事が多かった。 卒研の発表準備くらいかな、やったといえば。 今日は、何もやってないに等しいなぁ。
変な夢を見た。
学校の卒業式。 俺は卒業生。 同じクラスのそこまで仲の良くない友達が同性愛者で、そいつに追い掛け回される。 なぜか、後頭部の髪の毛を触られて、それが嫌で嫌で逃げ回る。 学生相談室に逃げ込み、中年のカウンセラーと話す。 学生相談室も変なつくりで、入り口が車のドアで、入ると芝生その先にカウンセリング用の机といす。 そのカウンセラーに「同性愛者に追い掛け回されている」と相談すると、有無も言わさず、本を紹介された。 何の関係もない本である。 相談にはぜんぜん応じてくれず、芝生にある本棚をあさる。 本棚をあさっているときに、カウンセラーから「前兆があったか?」と聞かれた。 考えてみればあった気がしたので「あった」と答えると、「それは重要だ!」とカウンセラーは答え、一冊の本を差し出す。 物理の本である。 分けもわからず、とりあえずその本を持ち帰り、部屋を出ようとした。 そのとき、例の同性愛者が入り口に立っていた。 俺は、悲鳴をあげた。

やばい!寝過ごした!急いで学校に向かわねばっ!!ある朝の光景でした。

4/13なし
なんとかランジュバン方程式、FDTを勉強してから「HS論文の先」セミナーに臨む。 論文にはさほど目を通せなかったが、中川先生が丁寧に説明してくださったお陰で、要点を押さえることができた。 なるほど、なかなか面白い。 これを京大のD3の学生が書いたというのだから、感心してしまう。 それに、中川先生のHS論文に関する見方、それに対する考えや今後の方針もさすがだ。 実際に、こういうセミナーを開くというのも、研究手腕があるからこそであろう。 今の自分ときたら、未だに卒論の内容発表すらできていない。 こういう行動力の差は大きい。 まだまだ見習わなければならないことが多いなぁ。 さて、HS論文を完璧に理解するには、まだ相当量の知識を理解しなければならない。 しかし、「これをやるには、こういうのが必要だ」というのがはっきりしたというだけでも、今日はうるものがあったと思える。 それに、話の中で、中川先生がたんぱく質を研究対象にする理由が垣間見えたというのもある。 少し話が変わるが、私が中川先生を希望するにいたったのは、東大の金子先生の影響が大きい。 最初中川先生の話を聞いたときは、いくら生物物理とはいえ、なんでたんぱく質なんだ?とか思ってた。 だが、今となって考えてみれば、たんぱく質を扱うというのは非常に理にかなっていて、研究対象として十分に考えうると思う。 中川先生の影響か読んできた本の影響かなんだかわからないが、こういう考え方が変わってくるというのは不思議なものだ。 とはいえ、私がB4でやってきた木の枝ぶりというのが面白いというのは消えたわけではない。 Lシステムやフラクタル,パターン形成の研究に発展性があるのかはさておき、単に、あの木の枝を説明するのに、私の知りうる限りの理論では不満というだけのことだが。 まぁ、木の枝ぶりの研究の中でも、どれが本質的な問題かは考えなければならないかもしれない。
全体的に取り止めのない話な気がするが、今の自分の頭の中もそんな感じなので仕方がない。

4/12勉強
急遽、明日「Harada-Sasa論文の先」なるセミナーが開かれることになった。 というか、自分を追いやるという意味でも、早くしてもらったというのが正しいか。 そんなわけで、今日までにランジュバン方程式とFDTをマスターしておかなければならない。 もちろん、論文にも目を通す。 今夜は長くなりそうだ。 今のところ、その準備となるDiracのδ関数の復習とブラウン運動からGauss分布を導いた。 一気にペースアップを図ったせいか、内容がそこまで飲み込めているかどうか不安である。 明日のセミナーが終わったら、一回復習をすることにしよう。
それにしても、今日は、いまいちペースが上がらない。。。
大学院の修士一年というのは、とかく早い(ものだろう)。 悠長に構えていては、何も得られないまま終わってしまいそうな気がする。 中川先生は、セミナーで早く関本さんの本に移りたいようだし。 その要望に答える意味でも、しっかり、しかも短期間でその基礎を固めなくてはならない。 さっさと今やってる本を片付けなくては。
日本の常任理事国入りが問題となる中、今日もひたすらに計算、計算、計算。

4/11研究
中川先生からHarada-Sasa論文を渡される。 中川先生は、HS論文の面白さを嬉々として語っておられて、「もし興味が合えば院生がらみでプロジェクトみたいのを作らないか」とのことだった。 「私も、ゼロからのスタートだから、…」とおっしゃっていたが、それは、ゼロからスタートする気になるほど、HS論文が面白いと思っているってことだろう。 研究者が一度「面白い!」と思ってからの行動は、意気込みが違う。 「面白い」と思ってから、その問題についての前提知識がなくとも、そして周りの人間を巻き込んででも、その道に突き進もうとしている。 そういった点でも、中川先生を見習わなければならない。
さて、とはいえ、HS論文を理解するに前提となる知識はあるのかというと、微妙なところ。 前提知識は、ランジュバン方程式とかFDT(揺動散逸定理)とかいったもの。 まさにそれは、今私が勉強しているもので、それを今から速習しなければならない! 「論文を読んだ感想を、1週間…いや、3日で聞かせて欲しい」といっておられたから、前提知識のない私にとっては、かなりきびすぃー。 中川研に行く前に、島田先生から「Hamilton力学系を0から学ぶ覚悟はあるんでしょうね?入ってから、かなり苦労しますよ、あなた。」といわれたことが、頭に響く。
修士の一年といったら、学部の4年とは違い、小さな研究者として見られるのが普通だ。 中川先生も、おそらくこういう基準でものを言っているのだと思う。 とにかく、HS論文の主旨を理解できるか、ひいては、もっと基本的なところで、面白いと思うかどうか、ここが問題だろう。

4/10勉強
今日はMathematicaでダフィン方程式をいじってた。 といっても、やってること自体はいたって単純で、ダフィン方程式の数値解を出して、その解の時間変化を見たり、位相平面での軌道を見たりということ。 もちろん係数や時間の値を変えながら。 こんなプログラムすぐできるだろうとは思っていたが、久々ということもあってか、そうすんなりは行かなかった。 係数によって、きれいにリミットサイクル振動が見れるはずだったが、どうもカオス解しかでない。 プログラムの問題かパソコンのスペックの問題かわからないが、tが大きいのときの振る舞いを出すことができなかったから、そこに問題があったのかな? さして結果は変わらないと思うが、明日もう少しプログラムの修正を試みて、その結果を院生に聞くなり、先生に聞くなりしてみよう。

プログラミングに行き詰ったとき、軽くサイクリングにでかけた。 茨大の北を流れる那珂川周辺を目指して…。
のどかだ。
雄大にうねり流れる那珂川のほとりで風を感じながらそう思った。 ここでは、時間がゆったり流れている。 風を浴びて空へ舞い上がる鳥、はるかな田園風景、蓬(よもぎ)を摘み取る人、…。 こんな場所に大学があるのが、なんか不思議に思えた。 いずれにせよ、大学の近くにこんな「のほほ〜ん」とできる場所があるのが、とてもうれしかった。 わが母校、浦和西高校の見沼代用水周辺にも、こういう自然にあふれた場所があった。 めんどくさい授業をサボって、友達と一緒にお気に入りの場所に行った。 周りは自然にあふれていて、気分をやわらげてくれる。 そこで、いろんなこと語り合ったり、もしくは、ただ漠然と日の光を浴びる。 そんなことが今ではとても貴重に思える。 やや、少しノスタルジックになってしまった。 今日はこんなところで。

4/9研究,勉強
久しぶりにテニスをした。 M2の勝さんが運動不足らしく、また、テニス経験者だったので、勝さんを誘ってテニスコートに行った。 そしたら、なんと!オムニー(人工芝のコート)ではないかっ!! 茨大やるじゃないか! 校舎はぼろくても、お金をかけるところがわかっているなぁ(笑) テニスの帰りに、勝さんと趣味の話をしていたら、急に将棋をしたくなって、夜中に一人で定石研究をした。 一見地味、というか完全に地味だが、一人であれこれ考えているのも楽しい。 横歩取り(居飛車の戦法の一つ。図1のように飛車先の歩を延ばして、歩を交換し、飛車が横の3四歩をとることからそういわれる。)って面白そうだ。 実戦で使ってみたいなぁ。

一週間ずっと研究室にこもっているのも悪くはないとは思うが、やはり、こういった趣味にかける時間というのも大切な気がする。 (確か)坂本竜馬(だったと思う)が「文部二道」というように、適度に体を動かして、勉学に励む。 そうしている方が、テニスにも勉強にもお互いにいい影響を与えるのではないかと思う。 とはいえ、高校時代は勉強と部活の両立ができていなかったわけではあるが(汗) でも考えてみれば、第一線で活躍している研究者というのは、実に博学な方が多いと思う。 ファインマンなんかはその際たる例だよなぁ。(ご冗談でしょう、ファインマンさん) まぁ、ファインマンさんまでは無理だけど、テニスなり将棋なり写真なりなんか趣味を持って、大学院生活でも生かしていくに越したことはないだろう。 それに、その方が楽しいし。 頭が研究モードに入ったときは、ある程度制約を加えなければまずいとは思うが。

今勉強として取り掛かっているのは、太田隆夫の非平衡系の物理学だが、そこの熱力学の章は、なんとも記述がスッキリしていてわかりやすかった。 私がやってきていた熱力学は、統計力学からの熱力学で、熱力学それ自体にも理論的構成があることを実感させられた。 統計力学から熱力学の関係式を導出してOKとか思ってた俺にとっては、少し驚きだった。 まぁ、「M1にもなってそんなことに驚くなよ」って声が聞こえてきそうだが(汗) 今まで気になっていたエントロピーの自然な導出やHelmholtzの自由エネルギーの意味なども理解できた気がする。 振り返ってみれば、佐々真一の熱力学入門にも載っていることだった訳だが(汗) これで、田崎晴明の熱力学を読む積極的なモチベーションも出てきた。 とりあえず、今読んでる本を通読して、他にも興味がある何冊かもあるから、そっちにいくも良しかな。

4/8研究
入学式があった。 予想以上に話が普通すぎてつまらなかった。 まぁ、気持ちに新たに…といったところだが、だいたい研究室にも馴染んできたし、今更という感じはある。 研究のことで、中川先生と勝さんとでかるく座談をした。 自分でもわかりきっていることなのだが、「まず何かすること」が大切。 まだ始まったばかりとはいえ、そろそろ具体的に動きたいところ。 とはいえ、単位を含めた勉強のことだけでも、大変になるのは必至。 考えてもみれば、いつのときでも研究以外に費やさなければいけない時間というのがある。 その中でも、しっかり時間をつくって研究していくことが研究者には必要なのだから、この手のことで根を上げててもいかんな。
さてさて、具体的には、勝さんからは、「神田さん(M2の先輩)に相談してはどうか。」ということと、「まず、勉強ということも大事だ」というアドバイスを頂いた。 無論、その通りであるとは思う。 とはいえ、「研究しなければ」という焦燥感もある。 それに、やっぱ「自主的に研究をしたい」というのもある。 ある程度、視野を広げた方がいい時期なのかもしれないな。 何を言われても、「研究だ研究だ」と斜に構えるのもどうかとも思うし。 そういう気持ちは大事だとは思うんだけど。。。
なんだか今日はずいぶん気取った文章になっちゃったかな。 内容が伴っていないから、なんとも響かないなぁ。

4/7処世
昨日に引き続き、今日も天気が良かった。 新たに必要になった生活雑貨を百均にて買い揃える。 以前買ったカーテン用の簾(すだれ)は、大のお気に入り☆ 百円でカーテンが作れちゃうなんて、なんかすっげー。 今日新たに窓に足りなかった分を買い足した。 そして、今日は新たな挑戦で、じゅうたん用に茣蓙(ござ)を買った。 結果は、なんかいまいち。 実際においてみると、なんだか不自然だし、簾の良さが消えてしまった感がある。 むしろ、簾と茣蓙が一体をなして、貧乏くささが、、、 う〜ん、この茣蓙の用途はどうしようかなぁ。 今まで、そんなに失敗はなかった分、ちょっとへこむ。

今日は志向を変えて、先日私が受け取ったメールの一部を紹介します。 とてもいい文章だったので、皆さんに公開したくなりました。 彼(というと少し失礼な気もしますが)、彼とは、深夜のコンビニで知り合いました。 彼が店員で、私が客。 かるく酒に酔っていた私は、饒舌になるせいか、店員さんに話しかけました。 会話の中で、彼の持つバイタリティー、行動力、ものの考え方に感銘を受けて、メールを交わすことになりました。 人と人との出会いなんて、ひょんなものですね(?!)
以下の文章がそれです。
人はいつも自分は若いのです。精神状態は、自分が一番気力が充実していたとき のまんまでいるようです。いつでも何して遊ぼう、面白いことを追いつづけていると、 年をとることを忘れるようです。 あることに熱中していると、病魔も逃げていくようです。前向きにいきましょう。 嫌なことに背を向けると、嫌なことが襲ってきます。後ろ向きでは勝ち目はありません 前を向いて、挑戦しましょう。若いことは素晴らしいことです。若いときの苦労は買って でもしろと言われますが、若いときに自分が悩み考えたことは、いつか生きてきます。 「ホリエモン」のようではなく、志を高くもって、少しづつ前に進めば、嬉しいことはやっ てきます。彼がゆうように、お金で買えないものは殆どありません。しかし買えないもの があります。 それは、幸福、愛、生です。この買えないものが、人の一生にはとても大切なものです。 幸福は満足にあり。己とは今の状態が己です。 思い出して、今でも楽しく思うことは、学生時代の友人たちと夜をてっしての議論は 本当に楽しく、数十年経ったいま、役立つことがあります。
俺も負けてらんねぇな〜。

4/6時事
今日は、とてもいい天気だった。 こんな天気のいい日は、研究室にこもっていないで、どこかに気の向くまま向かうまま…と思ったが、前日のPCのことが頭によぎり、結局研究室へ。 まぁ、こんなもんか!? 今日、中川研の先輩M2の神田さんと初対面した。 パソコンのことだが、意外とラクに片付くだろうと思っていたが、なかなかうまくいかず。 やはり、パソコンの管理は鬼門だ。 坂田研のD2の魚やさんでバイトをしている先輩のお力添えのお陰で、なんとか環境を整えることができたが、それに一日近くとられた。 目下、Windowsユーザーではあるが、Windowsをマスターするってのも意外に大変なのかもしれんなぁ。 しっかし、何で配線を少し変えただけでネットが使えなくなったのかなぁ!? プリンターに関しては内IPと外IPとが問題だった訳だが、ネットに関しては、やっぱ、ルーターとかハブとかの問題だったのかなぁ? いずれにせよ、うまくいったから良しとするか。

今日は、とてもいい天気だったので、夜に、駅前の本屋を見に行くことにした。 その途中で、街頭でタバコをふかしている占い師がいた。 なんか、興がさめた。 私は、元来タバコが好きではないのだが、なんだかモラルとかマナーとかを考えると、よくわからなくなる。 喫煙者の典型的な言い草は、「他人に迷惑をかけなければいい。」というのが一般的な気がする。 しかし、この「他人に迷惑をかけなければいい」という論理は、あくまでも当人の範疇内だけでの意味しか持っていない。 つまり、吸ってる本人は「迷惑をかけていない」と思っていても、意外なところでいろんな人に迷惑をかけている可能性があるということだ。
これを痛感したのは、私が成人式の日。 新聞の社説を読んでも本を読んでも成人の意味もわからず、まぁとりあえずなんとなく成人式に行ったあの日。 成人式を終え、友達と食事をして、いったん家に帰る途中に、成人式の会場の前を通った。 ふと横に目をやると、おじさんが私たちが捨てたタバコの吸殻を拾っていた。 新成人はそこに誰もいなかったが、ただひとりのおじさんがタバコをちりとりで集めていた。 このときも、なんか複雑な気分になったのを覚えている。
こう考えていくと、タバコなんて吸わない方がいいのに、と思うわけだが、1つだけ喫煙者にいいことがあると思う。 それは、間を持たせることができること。 ちょっとした間を埋めるとき、タバコをふかして、場合によっては「火を貸してください。」とか言って、見知らぬ人と知り合いになれるかもしれないということ。 それぐらいかな。
なんか、見返してみると、あんまりいい文章じゃない気がするけど、全部消しちゃうのも本望じゃないので、このまま。 日記って、書き始めたら気にせず書けるかなとか思ってたけど、始めたばっかりだからいろいろ考えてしまってよくない。 文章力の甘さ、考えの甘さはご容赦ください。

4/5なし
今日は、研究室の整理をした。 PCのうざったいコードを一掃し、雑巾で床を拭き、配置を変えたりした。 おかげで、ある程度きれいになったが、NETが使えなくなってしまった。。。 明日は、まずその復旧から。 その他周辺環境はあとは、またやっているうちに考えていこう。
M1の同期の平安さんとM2のカツさんと知り合う。 カツさんは、Dr進学を考えていて、量子と統計をバランスよく勉強している様子。 昨日会ったD1の吉田さんと含めて、ある程度の研究室の構成がわかってきた。 カツさんと平安さんと話しているときに、プリゴジンの話とカオスの話が出てきた。 島田研出身のくせに、カオスのことはあまりわからん。 プリゴジンの本も読んでいない。 う〜ん、勉強不足かなぁ。。。 あと、物性関係にもカオスが出てくるとか、どんなので出てくるんだろう?

4/4なし
水戸2日目。 実際に住んでみると、必要なものがあれこれ見えてくるもので、その買出しと、周辺散策を行う。 まともな本屋さん(いつかこれについて書くかも)が見つからなかったので、がっかりしたが、生かしたリサイクルショップ(生活工芸館)を見つける。 「家電も安ければ、古本も安い!っていうか、値段の設定おかすぃーぞココ!!」ってつっこみを入れたくなるぐらいよかった。 とりあえず、家電は買わず、古本を購入。趣味で、石田衣良の『アキハバラ@DEEP』谷川俊太郎,佐野洋子の『入場料四四〇円ドリンクつき』の二つ。 勉強用として、石川統(はじめ)の『生物科学入門』大石進一の『フーリエ解析』を買う。 いまさらフーリエ解析の入門か…っていう気分だったが、この程度の厚み(でこの値段!)の和書はあっても損はないだろうと思って買ってしまった。 ちなみに、4つあわせて¥700でした(笑)
研究の話も、少し。指導教官の中川先生と話してきた。 っと言っても、たいした話しには及ばずで、内容は至極事務的なものだった。 (注:研究者としての内容であって、会話自体は非常に和やかなものでした。) とりあえず、研究室のデスクとPCのアカウント、カードリーダーを頂く。 ある程度の準備はできたといったところ。 本格的な仕事はこれから。 知的好奇心をくすぐられたのが、実験室。 ある程度の生物を使った実験ができそうで、あとは自分のアイデアさえあれば十分活用できる! 学生の心得、与えられた環境は十分に生かす!必要であれば、自分で環境を整える! まぁ、そのときにインスピレーションがなかったのは情けない話ではあるが、アイデアなんてそこいらに落っこちていると思うので、ガッツリ生かしていきたいと思う。


4/3研究
今日から、水戸の新生活。一日中、引越しや部屋の整理に追われてしまった。 明日は、中川先生に会って、これからのこと(主にどんな研究をやっていくか)を話し合ってこよう。 しかし、大学院生になるって言うのに、まともに「これがしたい!」と言うものがないというのは、まことしやかに恥ずかしい。 普通、大学院生といったら、小さな研究者として見られる。 つまり、自分が何らかの研究テーマを持っていて、それを押し進めていかなければならない。 学部時代では、先生に与えられたレポートやテストをこなしていればいい。 しかも、そこに課せられているのは既知のものばかりで、答えは本やノートに載っているのがほとんどだ。 しかし、大学院ともなると、目下の仕事は研究である。 研究は、今まで知られていないであろうことを対象にし、そこに新たな知見を見出していこうというものである。 したがって、そこに答えがあるのか、それに何らかの学問的なり社会的なりの意義があるのかですら問題になる。 それだけ研究テーマを選ぶというのは大事な部分であると思う。 私の先生、島田先生も「研究者の良し悪しは、何を研究テーマに選ぶかで大部分が決まる」とおっしゃっていたぐらいである。 きっと、筋のいい研究者というのは、その人の直感で「これは面白い!」と思うものがあって、そこには何らかの意義が裏付けられているんだと思う。 まぁ、この辺はよくわからない。 とはいえ、当分は「どんなテーマでも、努力すればそれだけの結果が出てくる」と信じていた方が疑心暗鬼にならなくてよさそうではあるが。