5/31 | なし |
昨日は、PHSを研究室に忘れてきたかと思って、日記をアップロードしなかった。が、今日はそのPHSの目覚ましで起床。意味不明…。研究室で夜遅くまで勉強。一区切りついたと思って、帰宅しようと思ったら、夜明け前。意味不明…。明日は、物性しゃべり場で俺が卒研でやった内容を発表する。開校記念日かなんかで明日は休みになっていたが、当初の予定では今日が休みだった。明日の発表で何人集まるか。詳細不明…。今日で、計算科学入門を(3章を除き)一通り読みきる。が、4章の細かい議論を詰めていない。う〜ん、まぁ、何とかなるだろう。 この2ヶ月を振り返って、どうだったか中川先生と軽く話し合った。現段階の進行状況に関しては、遅いとも早いとも言われなかったが、「来月の間に何をするか」,「この2ヶ月を振り返って個人的にどうだったか」の2点はしっかりと聞かれた。確かに、この2点は定期的にどうだったかというのは自己把握しておく必要はある。前にも書いたけど、ただ漫然と大学院生活を過ごしていったのでは、方向性を見失ってしまう可能性があるから。気をつけないとな。 明日は休み。最近授業が少し重たくなってきた。もちろん今日の坂田先生の授業(多体系の量子論)のように、面白いトピックスをあつかった授業もある。だけど、自分のやりたいことがあって、それを押し進めていこうとするとどうしても重荷になる。まぁ、大学院生だから、(自分の興味のある範囲で)ある程度広くは勉強しておかなきゃなぁとは思うんだけど。だから、授業の無い曜日ってのはある意味貴重。明日が何も無いから、今日はごってり研究室にこもれたわけだし、明日もある程度集中的に出来るだろう。明日は主に今日勉強したことをCでプログラミングする。ある程度溜め込んでいた分、バリバリやり進めよう。中川先生に課せられた問題(とはいっても、やってみれば的な感じだったけど)へノン〜方程式をCで解くって云うのと、確率微分方程式の数値解法。オイラー丸山スキームだかシュテルムスキームだかよく忘れたが、その辺のことをやろう。マンネラ法にも手を出さなきゃな。さて、寝よ。 |
5/30 | なし |
なんだか、今日は疲れてしまった。少し早いけど眠ります。 |
5/29 | 来訪 |
今日は、父,祖父,祖母が家を訪ねてきた。どうやら、昨日メールを入れていたらしい。昨日は研究室にPHSを忘れていたので、無論気づくわけも無く、(こっちとしては)突然の来訪という形になった。なんともタイミングが悪いが、日ごろから連絡は受け取れるような形にしておかないとな。お昼ごろに来たわけだが、もちろん土日は爆睡。父から早速起床時間についての小言を聞かされて、(まぁ仕方ないか)急いで外出の準備をした。外に出ると、祖父祖母がいた。うれしそうな顔をしている。ここ最近になって、この表情が妙に印象的に思えるようになってきた。こっちとしてもうれしいのはその通りなんだけど、なんだか不意に不安になるときがある。変に俺が気にしすぎなのかもしれないけれども。その後は、一緒にご飯を食べて、研究室を案内した。お昼に食べた寿司がおいしかった。 研究室にて、発表の準備をした。多分ここまでは質問されないだろうと思うところもあったのだが、曖昧な箇所は残しておきたくないので、しっかり準備。その合間に、netであれこれと調べまわっていたら、六角柱状節理というのが気になってきた。考えてもみれば、この柱状節理はどうやって出来るのだろう?そもそもなんで6角形なんだ?という疑問が強襲してきた。net上にもそれらしい説明が書いてあったのだが、俺の満足いく解答は見当たらなかった。そもそも「マグマが地表で冷却されて、その冷却による岩盤の収縮で六角形ができた」なんて説明で、よくそんな説明した気になってやがるなぁ。どうして六角形になるか説明できてないじゃないかよ!ってドつっこみを入れたくなった。ほうこれは面白いなと思い、PRLで論文検索。残念ながら、最近(2004年)に論文が投稿されていた。論文の結果だけを見ると、なるほど、シミュレーションで六角形が再現出来ているように思える。そこまでメジャーな研究でもない(?)ようなので、気が向いたらちょっとモデリングでもして手を出してみたいな。 興味が散漫というか、これで目をつけていることが、熱ゆらぎ(Langevin系),ジャイアントミジンコの動き,柱状節理の形成ってことで3つ。そんなにできるわけねぇよなぁ〜と思いながら、ちょっと狙いたくなってる自分もいたりする。島田先生がいたら、研究をするには何か1つにしぼりなさいって言われそうだなぁ。一応、基本はLangevin系だけど。 |
5/28 | なし |
6/1の物性しゃべり場で発表することになったので、その準備。もともとパワポでつくってたファイルがあったので、難なく準備が完了。あと少し発表の準備でもしておいて、当日に備えよう。 あー、PHSを研究室に忘れてきたから、アップデート今日もできんなぁ。昨日は、研究室に泊り込んだから、できんかったし…。まぁ、一応毎日日記をつける習慣は出来ているから、そんなに気にすることも無いかな。昨日なんかもメールで日記を送信したし。 しかし、毎週土曜はテニスをするまではいいにせよ、そのあとに坂田研にお邪魔するのがいいのか悪いのか。坂田研にお邪魔すると、いろいろと話し込んだりゲームをしたりとなかなか+になることは少ない。もちろん、人付き合いも大事だが、基本的には毎日研究だから、ある程度スケジュールを調整しないと、研究に費やす絶対量が少なくなる。特にこの曜日(土曜日)は考えねばならんな。 ヒラから、密度汎関数法について基本的な部分を教わる。研究室で、ホワイトボードをいじりながらの議論で、即興でやってもらったのせいもあってか、イントロダクション的な内容で、詳細に立ち入ることができなかった。怪しいところや説明不十分なところ、状況設定があやふやなこともあったが、全体として悪くない内容だった気がする。改めて、しゃべり場で議論してもらおう。 |
5/27 | 徹夜 |
うぉぉぉぉおおおーーーーー。ばりばり読み進めまっせーーーーー。明け方の研究室にて。 |
5/26 | なし |
Symplecticって…?ってところから解析力学をちょこちょことやってるわけだが、なんか解析力学ってのは、形式論だなぁ〜って気がしてきた。たかが形式論、されど形式論ではあるが。解析力学の勉強もそこそこに、力学系のことを少しかじってみた。Langevin方程式っていうのも、いってしまえば(確率)微分方程式。微分方程式に関するあれやこれやというのが気になってきたから。学部4年のときには見向きもしなかったものだが、今やってみるとなかなか。まったく、世の中これだからわからない。 |
5/25 | 力学 |
今日初めて物性しゃべり場を開いた。直前に時間の調整があったとはいえ、集まった人数もそこそこ。いい雰囲気で全体が進められていたように思う。ただ、現時点で発表したいっていう人がなかなか現れない。来週は、おそらく俺になるんだろうけど、今後の進み具合が気になる。まぁ、個人としては、自分の研究を進むペースをつかむ意味でも、積極的に発表していきたいと思うのだが。 昨日に少しづつ進めて行こうと思っていたホームページの件だが、今日一気に片付けてしまった。思いの外、早く片付いたので、肩の荷が少しおりた感じ。今日は、基本的には解析力学の復習。Symplectic Integraterのつながりもあって、正準形式や正準変換など。改めて復習してみると、忘れていたことや曖昧だったことに気づかされて、自分の不勉強さを痛感させられる。量子力学を知った今見返してみると、新たな知見も見出すこともできる。それにしても、物理の中でも最も歴史的に古い学問だけあって、きれいな理論体系だ。量子力学との対比も出来るし、復習していてもなかなか楽しい。 |
5/24 | 中川研のホームページ |
昨日(すさまじく寝にくい)研究室の椅子で寝たせいもあってか、首周りと腰が痛い。そんな目覚めだった。夜の不健康人間に告ぐ、健康的な生活を送るべし。う〜ん、そんなこといってもなぁ。 今日のお昼に中川先生とお食事を頂く。その会話の中で、「大まかな研究計画を立てるのが大事だ。」とおっしゃっていたのに耳が止まった。研究者としては確かに当たり前のことで、島田先生にもそういわれた気がする。にも関わらず、今の自分にはちょっと印象的に残った。少し前の話だが、中川先生が不在で「現状報告をせよ」とのメールをいただいたとき、返信のメールで「こうこうこういう段階で、こういうことをします」と返した。考えてもみるとこのときは、「先生が帰ってくるまでにここまではやっておこう」という小さいながらの目標が設定できていた気がする。今の自分は、数歩先は見えている気がしたが、具体的にここまでにこれをやろうという目標設定が曖昧だった気がする。こういう目標設定が曖昧だと、研究が極めて非効率的になる。これは、私の卒研からでも明らかだった。大まかでも、目標設定が大事だ。 帰りに、ホームページの話になった。かつて茨大のホームページがあまりに粗悪だと思い、その管理を担おうと思ったことがあったが、報酬の面で不満が残り、それを放棄していた。今度の話は、中川研究室自体のホームページの話で、「出来によっては、報酬が出る」という条件付で話に乗った。まさに、イッキアップにつられたマリオ状態である。やってみると、意外にも時間がかかり、今日一日でメインページが完成した程度。問題は、Linuxのフォトエディッターである。最初からwindowsで、しかもphotoshopでやれば問題なかったんだけどなぁ。まぁ、一日に少しづつでも進めていくか。今日はホームページ作りで手一杯になっちゃった(!)が、こんな状況では、本末転倒である。まぁ、ここからはさして時間もかからんとは思うが。しかし、ホームページつくるのって、意外になかなか難しいなぁ。。。 |
5/23 | 徹夜明け |
昨日は徹夜をして、かなりの疲労困憊。午後のゼミが終わって、研究室の椅子に座ったと思ったらすぐ眠っていた。気づいたらヒラが帰るところで、なんだか知らんけど、起こされた様子。無性に眠かったが、なんかここでは寝られないと思って、最後の気力を振り絞って帰った。無論、家について即寝。なんか大変な一日でした。 中川先生が帰ってきたので、近況報告をした。あまりにも予想外な反応で、な〜んも言われなかった。M1ということで自由にやらせようということなのか。それとも、研究の準備段階だから茶々の入れようが無いのか。いずれにせよ、島田先生に会うたびに御叱咤頂いていた頃と比較すると、あまりの環境の違いに驚く。個人的には、いつも怒られている方が性に合っているのだが、こうもまったく怒られない(←少し大げさだが)と、逆に不安になる。もちろん、(教師として必要最低限でいてしかも大切な仕事である)今やっていることの数歩先は見せてくれた感じはあるが、なんだか不安だ。島田研で身についた変な癖なのかもしれないが、まぁ、他人にけつをたたかれなきゃ進まないというのも、よく考えると自立心の欠如によるものだろう。そう考えると、先生にあーだこーだ云われる前に、自分で自分を戒める自戒の念が必要であろう。自分に対して、あま〜い甘えなどはもちたくないものだ。(まぁ、ないと思っていてもあったりするから厄介なのだが。) |
5/22 | Symplectic... |
うぉー、シンプレクティックインテグレーターってすげぇなぁ。一次ですら全然
解が発散しないじゃん!!しかもプログラム自体もシンプルに書けるし・・・。
もはや、オイラー法とかルンゲクッタ法とかってのは過去の産物にすぎんな。
( ひだり ちょっと言い過ぎかもしれんけど)。 それにしても、プログラミング自体は案外大したことなかったなぁ。しばらく時 間がかかると覚悟していた分、ちょっと気が抜けたは。まぁ、理論をもう少し詰 めたい気もするが、適度に勉強しつつ、マンネラ法にもボチボチ手を出していき ますか。明日は、中川先生に近況報告だ。何ていわれるんだろう?島田先生だっ たら確実に、「20日もあって君は何をしていたんですか?」って一蹴されてる んだろうなぁ。あー、なんかへこんできた。 |
5/21 | なし |
Cでのプログラミングもこれで一区切り。二階の微分方程式の組み方もわかったので、単振動,減衰振動などのプログラムを作った。ここまでは、本当に初歩の初歩。とはいえ、中川先生が戻ってくるまでに自分に課した、最低限の仕事(!)はしたという点で満足感はいくらかある。が、まぁまぁというとこか。月曜日にお会いして近況を話すことになったので、それまでにもう少し詰められればいいなぁ。 昨日のミジンコの結果がもうでた。やはり、蒸留水はダメらしい。研究室に来たときですら、ずいぶん弱っていたが、今日の帰るころには、なんと全滅していた。一方、ミネラルウォーターにいるミジンコはというと、徐々に回復力をつけてきたというところか。元気に動き回っていた。 よく見てないからわからんけど、シンプレクティックインテグレーター(シンプレクティック数値解法と同義?)ってのは、行列計算が必要になってくるのか?どこぞの本で見た陰的ルンゲクッタとかってのもその枠組みの一つなの?まだ模索段階だけど、こういう新しい興味のあることに取り組むって言うのは、すこしドキドキするなぁ。たかだかプログラムを組むということなら、簡単だろうという甘い読みはあるなぁ。ある程度は詰めるつもりだけど。 |
5/20 | ミジンコが… |
つい先日から気になっていたことだが、ミジンコの生育状況があまり芳しくない。というか、悪い。まめにゴミを取ったり、水を替えたりということはやっていたのだが、大きいミジンコはほとんど壊滅状態…。最初は、寿命のサイクルが早いのかな?とか思っていたけど、こうも大きいミジンコが次々に死んでいってしまうのはさすがにおかしい。かたや、勝さんのミジンコ(俺がミジンコをいただいたときに、勝さんももらっていた)は元気で動きも軽快だった!私と勝さんの飼育の大きな違いは水だった。私は、実験室で作った蒸留水、勝さんはミネラルウォーターだった。 試験的に、私の飼っていたミジンコをすべてミネラルウォータに移し変えて、数日見守ることにした。勝さんは、本当に水が原因なのかを調べる必要があるといい、勝さんの飼育していたミジンコを私に分け与えてくれた。それを蒸留水で再度育てようということだが、個人的には、少し抵抗感があった。なんか、元気にしているミジンコを、わざわざ環境の悪そうなところにやってしまうのが、なんか、かわいそうな気がした。私のミジンコは、動きもそこまで活発ではなく、色も白かった。一方、勝さんのミジンコは、動きも活発で、いい色をしている。勝さんの言うことはまったくだが、う〜ん、なんだかなぁ。生物の実験をしている人って、こういう感情はどうなってるんだろうなぁ。消えうせているというか、麻痺しているというのか、学問的な好奇心が強いというか、とにかく、曖昧なうちに闇に葬り去られているんだろうなぁ。研究者としての倫理ってなんだろう?まぁ、強硬な意見で、「じゃぁお前肉とかも食うなよ」とかいう奴もいそうだけど、こっちの話はいたずらに生命を操っている気がしてなぁ。ミジンコに倫理を感じなくてもって思うかも知れないけど、そんなこと考えてました。 今日は、D1の吉田さんにカオスの話を持ち出したら、ずいぶん乗ってきたので自分のやってきたことなどを話す。過去に自分がやったプログラミングを紹介したり、実際にガチャガチャいじったり。Mathematicaは多少使い慣れていたので、いい復習になった。すくなくともCよりも自由が効くので、やってて楽しかった。吉田さんはカオスに関して興味があるということなので、早速勉強会を企画。ペルジェポモウビダルのカオスの中の秩序を夏に短期集中で勉強会をやろうということにした。吉田さんと話していると何故かこういう話になる。物性しゃべり場のときもそうだったし、なんか不思議な因縁である。 n階の微分方程式に関するプログラミングを終え、微分方程式の理論的な側面が気にかかってきた。昨日も言及した計算科学入門に明日から取り掛かろう。 |
5/19 | なし |
何だ、(一階の)微分方程式のプログラミングって簡単じゃないか。いきなりそう思った。今日研究室について、こうすればいいじゃんみたいなのを思いついて、速攻で組んだらできた。う〜ん、我ながら、何でこんなのに苦労してたんだろうなぁ。 まぁ、とはいえ先は長い。まだ一階の微分方程式しか解いていないし、シンプレクティックインテグレーターもマスターしていない。n階の微分方程式ぐらいならすぐできそうだけど、それ以降はどうかなぁ。とりあえず、手元に一冊、それらしい本を図書館から借りてきたので、折を見て読むとしよう。まだCに関しては、不自由を感じているので、それをもう少し埋めてからだな。 木曜日は、経済物理の論文を輪講する授業がある。今日やった内容は、非常に面白かった。Gibratの法則(経済ユニットのサイズと、それらの成長率は統計的に独立であるという法則)を仮定すると、Paretoの法則(いわゆるべき乗則)が導けてしまうという脅威の結果。経済物理もなかなかすげぇじゃないかって!思ってしまった。確率過程の話といい、経済物理はなかなかいいネタを持ってるのかもしれないなぁ。ちょっと周辺論文でもあさってみようかなぁ。 |
5/18 | 花の名前 |
今日は駅前まで買い物に出かけた。基本的には生活雑貨をそろえるためだった
が、久しぶりに駅前まで来たのでついふらふらと散策してしまった。(ウインド
ウ)ショッピングってのもなかなか楽しい。その中でもひときわ目を引いたの
は、お花やさん。なんとなく花を愛でていたら、おもしろい花を見つけた。これ
は面白いなぁと思って、値札を見てみたら、なんと!3つで105円ではない
かっ!!安い!!!と思って、早速購入。お花の名前を聞いてメモを取っても
らった。何やら、「ネメシア」というらしい。(ちなみに今日アマゾンから届いた本もメシアであ
る。こっちも安い。)ほかの二つは、「ミニバラ」と「ベルフラワー」。「ベル
フラワー」は「乙女桔梗」ともいうらしい。喜々揚々として研究室に帰って、早
速ネットで調べると、なんと!!ネメシアとこの不思議な花は似ても似つかない
ではないかっ!!!店員さんにだまされたっつ!う〜ん、無知というのは恐ろし
くこわい。嘘をつかれても、それに全く気づかないのだから。(まぁ相手はそん
な気はなかったと思うが。)こうなったら徹底的に調べてやろうと、ネットで調
べまくったわけだが、結局わからず・・・。今度図書館で調べてみよう。 今日は研究室でほぼ徹夜。今は午前の6時半だ。恐ろしい生活サイクルに なってきた。なんか、今書いているのが今日の日記なのか明日の日記なのかわからなくなってきそうだ。どうも、集中できるときに集中的に課題をやりこなそうとする質だから、体をこわしてしまうんではないかとときどき不安になる。今日は、勝さんと位相に関する簡単な議論と数値積分に関するプログラミングをやった。プログラミングはまだ馴れていないせいか、ささいなミスが多い。””がついているかいないかで数時間悩んだり、変数がちょっと違っているだけで、とんでもない結果が出てきたりと、やった成果はい たって普通なのだが、えらい苦労した。おかげあってか、今日中には、積分にかんするプログラム(台形則やらシンプソン則やらニュートンコーツやら)を習熟できた気がする。まぁ、データの考察はまだ浅いかもしれないが、少し満足感がある。ほんとこのままではCの信奉者になってしまうよなぁ…。それはさておき、次は微分方程式だな。 |
5/17 | ゼミ |
昨日は徹夜した。勉強を夜中までやっていたことと、島田研の先輩と話していたことがあいまったせいもある。さーすがにしんどい。 今週の電子相関のゼミは、先生の都合もあって今日やった。今日の内容は、2電子系の電子相関で、原子が2つで各原子に対し原子軌道がただ一つ決まるという(おそらく系としてはもっともシンプルな)ものを考えた。実際には、Hubbardモデルを使うのだが、それに際して電子の飛び移りやら電子のイオン状態やらスピンやらを考えねばならず、すっげー苦労した。ゴリゴリした(?)Hamiltonianを解いたり、シングレット状態やらトリプレット状態やらを考えたり、適当な近似を使って物理的なイメージをしたりと内容は盛りだくさんのように思われた。う〜ん、ゼミでこんなに敗北感を覚えるとは・・・。後半戦とかは、徹夜で頭がボーっとしてるのと、物理的なイメージがわかないのとで、単に式を追ってるだけになってしまった。しかも、先生にずいぶんと示唆をされながら。こりゃ、復習しっかりしとかなきゃなぁ〜。来週からは俺の発表で、(先生もただでは済ませないように狙っているようだが、)ささっと切り抜けてやろう。準備はもう出来上がってるわけだし。問題は、くどいようだけど今日の復習だな。 |
5/16 | 量子力学とミジンコ |
何も哲学的な語ろうと思うでもない。単に量子力学を勉強して、ジャイアントミジンコ(以下ミジンコ)を観察した。それだけ。 ひっさしぶりに量子力学を復習した。案の定、さっぱり忘れていて少しあせった。というのも、物性のゼミで扱っている本を何と無しにやっていたら、どうも量子力学が気になってきたからである。島田先生や中川先生に会ってから、量子力学に関して否定的なイメージを植えつけられた気がするが、こうも量子力学が自由に使えないと不備を感じる。もともと量子力学の数学的な構造には興味があったのだが、どれもこれも勉強していたのでは、研究もおぼつかなくなると量子力学の勉強はお預けにしていた。なにより、目下の研究で量子力学の必要性を感じられなかった。島田先生に教えられたように、研究をするにあたっては、どれもこれも勉強していたのでは研究はできない。 それにしても、ミジンコの動きは不可解だ。量子力学が万能なら、こいつらの考えてることや動きをなんとか解明してほしいものだ。やっぱり、解くスケールが電子などの素粒子と生物とではかけ離れている。生物にかぎらず、非線形非平衡系の題材を扱うときに、量子力学(なりその数学的枠組み)がどれだけ有用なのだろうか?今の私には、量子力学の否定的なイメージだけが先行していて、それを深く考え詰める術を知らない。何かを否定するためには、その何かを多少なりとも考え詰めなければならないというのも重々承知ではあるのだが…。あるごく小さな物性論者の呟きでした。 |
5/15 | 星空 |
今夜は星がきれいな夜だった。東京もそうであるが、実家埼玉も星がほとんど見えない。埼玉にいたときは、よく公園で幾ばくかの星を眺めながら、物思いにふけっていたが、そういえば、水戸に来てからはそんなことがない。昼間、日の光を浴びながら公園で猫や鳩を見たり、授業の合間に友達と雑多な話をしたり、とにかく外でボケーっとしてる時間が少なくなった。思い出す限りで、4/10に那珂川のほとりにサイクリングに行ったきりのような気がする。もちろん、テニスをしたり、研究室で友達と話したり、家族で旅行に行ったり、息抜きはしているんだけど、やっぱり外でゆったりしている時間は少なくなってるなぁ。 まぁ何はどうあれ、これだけの星が見れたというのはなんだかうれしい。なんか、大事なことに気づきさせてくれたような、そんな気がする。 今日は、Cのお勉強。実際にCのプログラムを組む→コンパイル→実行→データファイルを作る→gnuplotで描図というステップを始めて踏めたので、ちょっと感激。Euler法の次は、Runge-Kuttaだな…。まぁ、要領は似たようなもんだろうから、なんとかやっつけよう。ターゲットにしていたCの本も、そろそろ目標が達成しそうだし、早く一段落つけたいな。ってか、早くプログラミングから脱却して、ごりごりの手計算がしたいなぁ。 |
5/14 | 自堕落 |
飲み会の翌日ということもあってか、非常に自堕落な一日だった。久しぶりに佐々先生の日記を拝見させていただいたが、佐々先生の多忙ぶりに、読んでいるこちらが恥ずかしくなってきた。研究というのは、一日一日の積み重ねだから、「一日たりとも」という精神は必要だよなぁ。しかし、昼過ぎに起床して、テニスをしようとしたら、コートが使えず、勝さんと将棋をして、勝さんのお誘いで坂田研で知り合った松枝さんと橋さんとトランプをして、家に帰ってプログラミングのお勉強を2,3時間か…。あまっちょろいなぁ。 |
5/13 | 飲み会 |
学内の素粒子,物性,物性実験,宇宙,宇宙実験(?)合同の飲み会。夜を徹しての大宴会(?)だったので、日記が書けなかった。14日に更新しました。 |
5/12 | 出来事 |
夜中まで研究室に残っていた。今日図書館から借りた、世界大思想全集35(古くてみつかりません。)とEuler法のプログラミングにはまり、気づいたら2:30を回っていた。「あぁ、今日も遅くなったなぁ。」そう思いながら、夜の静寂の中を自転車で帰る。不意に、その静寂を打ち破られた。大学の前を車が一台、猛スピードで駆け抜けていった。「地方だと夜中には走り屋が跋扈するんだなぁ」そのときはそれぐらいにしか思っていなかった。気にせず帰路につく。しばらく自転車を進めていったら、前の方から「ボン!」という爆発音が聞こえた。それが火事だと気づくのに、時間は要しなかった。周りには人がいない。とっさにPHSをとりだし、「119」。生まれてこの方、119をダイヤルしたのはこれが初めてだ。なんて話しをしたかよく覚えていないが、電話をかけた瞬間は、興奮気味で「○○(スーパーの名前)の前!」としか、言えなかった。「違う住所だ住所・・・」、そう思いながら周囲を見回す。火が出てからしばらくたっていたようで、火はますます勢いを強めている。「早く何とかしないと・・・。」――あせる。――電柱が目に付いた。住所が書いてあるのを見つけ、すぐに報告。火事に気づいた人が2,3人、一人は周囲の人に火事が起きたと伝えまわっていたようだ。通報をしてから、消防車が来るまでの時間が、なんとも歯がゆかった。周りにはギャラリーが増え、近隣の人は車の移動をしはじめた。消防車がきて、手際よく消火活動に入った。こういうときの消防隊員はなんともかっこいい。自分には何もできなかったことをやってのけてしまうのだから。近所に伝えまわっていた新聞配達の人と話す。火がついたのは入れ墨をやっていたお店らしく、原因は放火らしい。それにしても、この人の状況判断の早さと行動力。あわてていて平静を失っていた自分とは対照的だ。最低限のことをしたとはいえ、もう少し早く通報できたのかもと思うと、いかんなぁと思う。あとは何もすることがないので、家に帰った。どうも、興奮が冷めない。ふと、猛スピードで走っていた車を思い出す。 今日は、図書館の文句とH.Poincareの科学の価値とA.Einsteinの科学と宗教について書こうと思っていたが、そんなことぶっ飛んでしまった。気持ちの高ぶりもおさまってきたので、もう寝ます。 |
5/11 | なし |
昨日の日記、アップロードし忘れてた…。たまにこんなこともあります。 Cを勉強しようと思い立ってからしばらくたった。とりあえずの目標は、「常微分方程式の数値解を求める」ことと「乱数を発生させる」ことの2つ。netで調べたら、この手の内容は、学部レベルらしい。う〜ん、世の中厳しいなぁ。Cの俺のスキルは残念ながらこの程度。こういうことは、気づいたときにすぐやればいいと思っているから、学部レベルであろうと、これからがんばる。幸い、学部時代に数値実験で積分を求めるとかってことをやっていたから、0からのスタートにはならないだろう。早く目標を達成させて、次のステップに行かなくては…。 学部4年の卒論終盤のときのことを思い出した。あのときは無我夢中で卒論に取り組んでいて、貪欲に結果を求めていた。周辺知識の補充も簡潔に済ませたり、その日その日にやらなければいけないことを(体には不健康であったが)効率よく処理していた気がする。あのときと比較すると、今の自分はぬる湯につかっているようだ。自分の研究の全体的な見通しはまだおぼろげである気がするが、今の時点でどっちに進むべきかはある程度見えているつもりだ。それなのに、あのときのようにoff→onにはなれていない。まだまだ頑張れるよ、俺。 中川先生からの返信を頂く。昨日の解答例にはどれも当てはまらず、わりと周辺環境のことに気を使っていただけた。まぁ、言われてみればその通りかもしらんなぁ。ミジンコは残念ながら未だgetできず。明日は、ミジンコをgetすることと、Cのプログラム集なりソースなりを図書館で探して、計算物理の基礎事項の周辺を埋めよう。おっとっと、ゼミもあるんだった。 |
5/10 | なし |
LinuxやWindowsの管理がようやく一段落着いた。コンピューター管理ってのは、どーも時間がかかる。これでしばらく大丈夫だと思ったら、またやらなきゃいけないことが出てきたり、あぁそういえばLinuxのメーラーのセットアップがまだだった。 中川先生からメールを頂く。近況報告せよとのお達し。中川先生は20日まで出張で、今お見えにならない。そういえば、こういう時って普通は自主的に近況報告すべきだよな。こういうところに目が向かないってのは、ちと問題ありだな。目標は、Cでの乱数の発生と常微分方程式の数値解と言ったが、何というお達しが来ることか。解答例@「今更そんなことやってるの?もっとペースアップしなさい。」A「えぇんちゃう?好きにやれば〜。」B「何しとっと?もっとべつのことやりんしゃい!」う〜ん、いずれにせよ、なんかぱっとしないなぁ。といいつつ、今勉強してるのは、確率過程とか数学よりの統計学とか。言ったからには、20日にはプログラムを完成させておかなきゃなぁ。 ホームページについて。わりと日記も毎日書いているが、完璧にこれは個人のワークスペースになってる気がする。トップページの「ニュース」って、それは単に自分がニュースを見る習慣を作りたいがためだけで、「裏」のグーグルは自分が便利って言うだけ。如是我感のページも、書いてみると他を寄せ付けない内容になっているし、研究結果もぱっとしない。プロフィールなんか完璧自己満だよなぁ。もう少し有意義なサイトづくりを心がけるべきかな?まぁ、アイデアも無いからなぁ。 |
5/9 | なし |
Linuxをネットワークにつなげるのに四苦八苦。M2の神田さんとM1のヒラと俺とでガチャガチャいじくるが、なんともうまくいかない。おかしいなぁ、もっと簡単にいくと思ったのに…。 修士の学生なら誰もがそうなのかわからないが、時たま自分のやっていることに疑問を感じることがある。特に最近の自分は、あれやこれやと勉強はしているが、なんかまとまった方向性が見えていない気がする。つまり、自分の研究したいことがあって、それに突き進んでいけているのかどうかということ。先日島田先生にお会いしたときに、「まず、あなたという人がどんな人なのか、指導教官の先生に理解していただく必要がある。」とご指導頂いた。それができていないから、こんなことを思うのか、それとも、院生であればこういう悩みはつきまとうことなのか。う〜ん、いまいちまとまらないなぁ。ダメだ。とりあえず、今の自分に何が必要なのか、しっかり詮索する必要はあるかもしれないなぁ。それを見据えるためには…、何が必要だ?確固たる研究意思か?ひたすらに情報詮索か?いっそのことそんなこと考えずに、そのときそのとき必要だと思うことをやればいいのか?う〜ん、わからん。 5月に入り、5月病ということはないが、初心を忘れかける時期でもあると思う。自分の目的を見失わないように、ときどき自分を戒めていかないとな。勉強しなきゃいけないことの多さにアップアップ気味の今出でした。 |
5/8 | 処世 |
C言語のお勉強。一日中パソコン漬けだったので、目がしぱしぱする。パソコンなんかより、物理やら数学やらの勉強をしているほうがよっぽど性に合ってる気がするが、プログラミングの必要性を感じてきたから仕方ない。Mathematicaは確かにすばらしいが、やはり計算の速度とかいったものを考えると、Cの必要性を感じずにはいられなかった。意気込みはそれほどでもなかったが、やってみると意外と楽しかった。大学の授業でやってたバックグラウンドもあってたお陰もあるかも。ただ、今日はペースがいまいちだったなぁ。今日は50ページしか進められなかった。(PGの本なので、さくさく進めることができる。)この調子でいったら、この本をやり終えるのに最低でも6日はかかってしまう。もうちっとがんばらないとなぁ。 今日の帰りがけに、M2の勝さんと神だ何だといった話をする。自分と考える方向性が違っていたせいもあってか、理解に苦しんだところもあった。話の内容はさておき、こういったときの自分は、どこか相手の考えを小ばかにして聞いている気がする。悪いくせだ。 よく思うけどよくわからないことで、こういったときの対応はいささか悩む。最も無難な考えは、相手の考えに敬意を示し、何かをそこから見出そうとすることであろう。しかし、そこから見出せることが少ないとか、自分がすでに考えたことがある題材だとか、なんだか根本的なところでずれてるとか、まぁ一言で言うとつまらないとか、ひとたびそう思ってしまうと話を聞くのが嫌になってしまう。「愚痴話は聞いてやれ」とか俺の友達が言ってたけど、限られた時間の中で誰と時間を共有するかというのも大事と考えると、どうしていいかわからなくなる。話し半ばで他の話題に変えるとか、話す相手を変えるとか、何も考えずに聞いてるフリをするとか。でもそれって愚痴話を聞いてることにならんよなぁ。 ちなみに、勝さんとの会話が有意義ではなかったということでは決してありません。なんか、相手の考えをむやみやたらと小ばかにするという自分の悪態について、考えはせていったら、こんなところまで行き着いたというだけなので。あしからず。ちょっと頑固なんだよな、俺。自分の意見をかたくなに保持するという頑固さはそれほどではないとは思うが(?)、他の考えを聞いたときに片っ端から疑ってかかるかかるからなぁ。もう少し相手を尊重するってことを覚えた方がいいのかも(汗)。今日は、そんな反省文でした。あ、勝さんとの談笑も終始和やかなものでした。もう一つあしからず。 |
5/7 | 本 |
巷で話題になっている「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を一気に読む。さすがにベストセラーだけあって、読みやすい。そして、内容が薄っぺらい。しかし、会計に関してほとんど無知であった私にとっては、会計について考える良い機会になった。そういった意味では、さすがベストセラーといったところか。ベストセラーっていうのは、野口悠紀雄の「超整理法」にせよ養老孟司の「バカの壁」にせよ、内容が薄っぺらいのが多い気がする。内容が薄っぺらいがゆえに、「よくわかった」と思ってしまうわけで、その実、ある込み入った場面でその考えを適応させようとなるとなかなかうまくいかない。つまり、きっかけにはちょうどいいが、実践的に効いてくるかどうかは妖しい。大概はすぐ理解できたというときには、思考停止が付きまとっている気がする。一方、内容がしっかりしている本は、それゆえなかなかとっつきにくく、一筋縄では理解できないものである。学問に王道は無しといったところか。そういったとっつきにくい本は大概絶版してしまうが、そういった本こそがベストセラーとなって欲しいものである。それにしても、かの文豪ゲーテにして、会計学を「最高の芸術」と言わしめていたのには、驚いた。会計学は複雑系に通ずるものがあるとは思ったが、「最高の芸術」とは少しオーバーな。何でかはまだ理解できんな。 |
5/6 | 時事 |
しばらくぶりに水戸に戻ってきた。 家族旅行で九州をまわって、短いながら旅行気分を満喫できた。やっぱり旅行は楽しい。国内旅行でも海外旅行でも、その土地の風土や人,文化に触れるのは、自分にとってプラスになる。それに、自分の置かれている環境を変えるというのは、自分にプラスになるどうこうではなく、必要であろう。今回の旅行について、具体的にどうだったとか感想を言っていったら大変なので省略するが、まわった主要なところだけ。久住山,阿蘇山,黒川温泉,熊本城,長崎原爆資料館,七つ釜鍾乳洞,秋芳洞など。 せっかく地元に戻ったので、池袋,神田神保町にくり出す。日ごろ本に関してフラストレーションが溜まっていたので、その鬱憤を晴らす意味でも。そんなせいもあってか、10冊も一気に買ってしまった(!)。これでも、多少抑えたつもりなのだが。。。少しお金に余裕がある(??)と、一気に本に費やしてしまう。良いような悪いような私の習慣である。総額二万円也…。ちとやりすぎたかも。 神田の「いもや」に行く。いもやは天丼のお店やトンカツのお店で有名で、天丼はとってもおいしい。少なくとも、私が今まで食べた中で、一番の天丼をしかも安価で提供していただける。ありがたーいお店であるが、今回はいもやのトンカツを食べてみた。今までいもやの天丼にはまってて、不思議なことにいもやのトンカツを食べたことがなかったからだ。700円と少々高めだったせいもあった。トンカツの揚げ具合が少々甘いと思ったが、気にせず食べる。そこそこおいしい。肉の柔らかさ、衣のさくさくした感じはさすがだ。キャベ線もごまんとつまれていて、ボリュームには満足。そこまで細切りではない、フツーのキャベ線だ。キャベ線の味付けはさして見当たらず、もちろんソースはあるが、真新しいものはない。トンカツにキャベ線を合わせるときは、キャベ線にレモン汁をかけて食べるのが一番いい組み合わせだと思うが、、、そこは残念。ご飯に漬物,味噌汁はおいしかった。味噌汁は、赤味噌仕立てで、シジミが入っていた。シジミのだしがよく効いている。トンカツのお店に来て、それ以外のものに感心するのも不思議な気はするが。なんとも美味である。 そこには2人の料理人さんが居て、トンカツを作り終わると、いかにも疲れたといった具合に体を動かしている。と思ったら、新聞を開き、世間話を始める。料理人であれば、出した食事の味がどうかお客の顔を伺うのが普通とも思うが。いもやの天丼ではそういった態度も見れたし、お茶がなくなったら差し出してくれるなど細やかな配慮もあった。そういった接客の態度の意味でも、やっぱいもやの天丼は良いなぁと思うわけであって、今日のトンカツには期待しすぎていたということもあってか、少しがっかりだった。まぁ、作業の手早さ、包丁やまな板の管理、挨拶など、基本的なところはさすがにしっかりしていたが。 で、変な食評をいきなり始めてしまったが、言いたいことは実はこれからで(笑)その2人の料理人の話で、尼崎電車事故の責任問題の話が持ち上がっていた。かの事件で、車掌区長がボーリング大会をしていた話である。その話を少し再現したい。 A「(前略)…事件を知りながらボーリングに行ったんっすか?」B「13人は知ってたみたいだよ」A「それでその後に、お酒を飲みに?」B「全員は行かなかったみたいだけど、そのうちの何人かは行ったみたい」A「ボーリングならまだしも、お酒はまずいっすね」 よくありそうな会話。無論、JR職員の一連の対応は憤りを感じるものであるのは誰もそうだろうと思う。大惨事がありながら、職務をまっとうしようともしなかった、その罪は重い。しかし、私はこの一連の会話を聞いていて、ふと違和感を感じた。果たして彼らは自分の職務をまっとうしているのかと。客の顔色を伺わない、お茶がなくなってもすぐに差し出さない、客前で見せる態度、大同小異であれ、JRの職員とやっていることは同じではないかと思ったのである。そうして、すぐ思いあたってみた、無論、自分のこと。自分は大学院生であって、研究しなければならない。云わば義務である。果たして今の私はそれをまっとうしているのか、複雑な気分である。 島田先生に久しぶりにお会いして、御説法頂いた。島田先生は、私のことがどうも不安になっておられる様子であった。無理もない、私は島田研の問題児である。いつもそうであるが、島田先生の視点は私にとって斬新で、いつも新たな知見を思いつかされる。学問的なことに関してもそうであるが、今後の研究の進め方や学生生活についてなど、それは多岐にわたる。そう感じるたびに、「あぁ、まだまだ未熟であった」と思わされるのである。しかも、そのほとんどは、その時々の反省した以上のものを含んでいる。つまり、反省の深さが足りない、問題認識の度合いが浅いのである。こういったことは、不幸にして後になって気づくもので、その時々では「そうかわかった」と思ってしまうのであるからたちが悪い。 果たして、自分の義をまっとうできるのか。これからの自分にかかっている。 |