ここには、私が日々なんとなく思うことを書きつづっています。



>> 先々月の日記


4/30なし
ねみぃーーー・・・・・・・・・。

4/29都会と田舎
昨日できたと思っていたプログラムにまだバグが残っていたため、その手直し。まぁ、数値計算ってコレの繰り返しだからなぁ。それにしても、今日は進展は無し。結構時間は費やしたつもりなんだけど、ある程度自分の疑問を解消するだけのことはやれたが、なんとも。
ちょっと、自分のやってることの周辺知識について、興味を共有してくれる友人なり、できれば先輩の方が上にいてくれればなぁと思うときがしばしば。先輩や同学年の友人はいるが、自分のやっていることに近いと思える人がいないからなぁ。先生方は面白い方が多いと思うけど、この状況じゃちょっときつい。きついっていうのは、やっぱくだらないことで悩み続けていたり、研究の進度がなかなかあがらないっていうことへの欺瞞なのかもしれないが。(そこは疑うべきというスタンスは必要。)でも、他の大学の研究室と比べて、例えばそこには何人かの興味を共有できる友達がいて毎日議論しあっているような仲に自分が身を置いていたというときの自分と今の自分とを比較する―比較は決してできないが―とどうなのだろうかって思うときがある。やっぱこの差は大きいんじゃないか。現状では、ヒラとは計算機をいじくるという点で共有点をもてていて、俺なんかよりもPCの知識はあると思うから、この点ではまぁまぁ恵まれているなとは思うんだけど、その他の面に関しては、何もインタラクションが無い。悪い意味で(も、もちろん良い意味でも!)情報が隔絶されている。いつだったか、福井先生が(諸他もろもろの脈略で)「どうなっているんだこの研究室は?」とか「私が学生のときは、もっと必死にやっていた。」ということをおっしゃっていたことを断片的に記憶しているが、それはおそらく当時の先生が学生だったときの状況と俺らの研究室とを比較して、我々の燦々たるを嘆いたのであろう。残念ながら、わからなくもない。ただ、かといって責任を転化するつもりは断じて無い。研究をする上で、「環境」や「情報」は非常に重要だと思いながらも、与えられた現状で打破できないことでもないと思うから。「環境」とは整っているものではなく、整えるものだ。「情報」も入ってくるものではなく、入るようにアンテナを張るものだ。すべては、自分の意思で何とかなるものだ(って思っておく、自分の理想論は個人的には心地よい)。もちろん、自分をまったく違う環境に身を置くって言うのも選択肢の一つではあるが・・・。ちょっと書くつもりが、ずいぶん長引いちゃった。また夜更しだよ↓

4/28研究室訪問
今日はようやくバグ取りができてきた感じ。それっぽい結果が出てる気がするから、明日以降がっつり数値計算して、いろんな量をみていくぞ。数値計算の鬼になる!ぐらいの意気込みで。何でかよくわからんけど、自分が問題視していたとこ以外のところをいじってたらうまくいったんだよねぇ。結局何が悪かったのかわからんし、何であれでうまくいったのかも分からんけど、まぁできたから良いかって感じ。今後の数値計算で緩和遅い場合と早い場合とで劇的に違ってくることが見えてくると面白いんだけどなぁ。どうだろ。いくつか着眼点があるから、そこから深めていければな。
夕食の時に長尾先生と素粒子のDrのSさんと会って一緒にお食事をする。普段ぱっと会って何気なく会釈していた感じだったが、今日は夕食時に一人で学食にいたので、自然とそういう流れになった。(というか、強引に俺が捕まえたというべきか…。)長尾先生は、アクチュアリー(とかコンサルとか金融業界とか)に関してもよくご存知でいらして、私の選んでいる進路に対して共感していただけた。年上の物理をやっている先輩に、自分が苦心の末に考え抜いた進路に対して評価いただけたのは望外の喜びで、ちょっと自分の選択した進路に自信がもてた。うちらの周りでも、物理をやってきた人で就職するっていう人は、ほとんどがメーカーの研究職かSE。なかなか金融方面まで目を向けようという人は少ないように思う。俺が自分の今までやってきたことを社会に還元していこうとする中で見つけることができたアクチュアリーって仕事は、それなりに自分の中で考え抜いた末の結論であるわけで、やはりそこには多くの葛藤があった。まわりの多くはそういう業界に目を向けない分、それはなおさらだった。だから、それにgoサインを出してくれた同業の他者ってのには非常に安堵感を覚えたってわけだ。まぁ、もっともここに関しては、高慢にも似た自信がそこにあって、「周りの奴は視野が狭いな」って思ってる自分もいるから要注意だ。気をつけろ(笑)
(注)アクチュアリーは、ほとんどが数学科出身の方です。まれに経済とか工学とかもいるらしい。もちろん、うちら数学以外の理学系も。
食事後には長尾先生とSさんの研究室にお邪魔して、しばらく居座る。もうちょっとゆっくりお話しでもいていけばよかったって思ったけど、まぁ、別の機会に、ちゃんと研究者としてのコミュニケーションを忘れずに挑んでいこうかな。今日はなかなか面白かった。

4/26,27しゃべりすぎ
昨日一日中寝てたお陰で、何とか現状復帰って感じ。ただ、今日の実験合同の新歓はちょっとしゃべりすぎたなぁ。。。いつでも「知者は語らず」の精神を持つべきだと思うが、馬鹿ほどあること無いことしゃべりまくる。実験の学部生と適度にコミュニケーション取れたまではよかったが、つい先輩面して研究はどうこうとまくし立ててしまった。まぁ、おしゃべりは今に始まったことではないと思うが、これはろくなおやじにならなそうだ(苦笑)
なんだろなー、何がいかんって、実績が伴ってなくてあーだこーだいったのがよくない。ってか、残り学生生活11ヶ月で後に何か残したいってのがあったのかなぁ。こんな考え、今まで思いつきもしなかったんだけど、ここ最近になって少し意識してるんだよね。あーやだやだ。まず自分のこと精一杯やれって感じなのに。今日も中川先生から「だーめだー、やれー」って言われたし。うーん、なんか今日もろくなこと書いてないなぁ。さっさと寝よ。

4/25風邪
ここ数日どうも体調がすぐれず、家で少し安静にしていた。今日の朝も、体調としては最悪だったが、平日で2日連続で休むのもいかんなぁーと思ったので、無理を押して登校。午前中から正午までは本当にダルダルで、家でゆっくり寝てればよかったって思ってたぐらいだったが、午後からはまぁまぁな感じでやりきる。数値計算のバグもいくつか取れたし、まだ残ってはいるけど、一日少しづつでも進めばよしかな。
最近アマゾンから届いた生保年金数理に関する本をざっと読む。序盤は基本的な確率統計に関する知識、後半は生保数理に関することがまとめられていて、後半はいろいろと覚えなきゃいけないことが多くって、なかなか大変そうだ。これ、単に数学ができればいいってもんでもないなぁ。大学院生であるうちは、しっかり研究に励みたいとは思うんだけど、アクチュアリー試験が全然受からなくって、営業にでもまわされたらかなりしんどそうだから、今のうちから少しでも頑張った方がいいのかなぁ…。
今日はどうも雑多な日記になってしまったが、今日は疲れて早く寝た方がよさそうなので、これにて失敬。明日には風邪が治っているといいんだけど。

4/21気持ちの持ちよう
昨日からZwanzigの非平衡統計を読み始めてて、今日もその続き。こうやって腰をすえてゆっくり本を読みこなすのも、(時間さえ許すのであれば)悪くない。ただ、もうちょっと集中してやらなきゃいかんかもしれないなぁ。だらだらと読んでいる感があるから、もうちょっと効率読まないと。M1が入ってきて、なんかやたら勉強ムードが高まっている気がする。もうちょっと「所詮真似事でも研究をやる」とか「何でもかんでもいろいろやってみよう」って雰囲気があってもいい気がするんだけど、うーん、良いとも悪いともなんとも言えないなぁ。
就活が終わって、ちょっと精神的に余裕が出た気がする。でなきゃ、こんなにゆったりじっくりとZwanzigを読んでたりしないだろうな。いいのか悪いのか分からないが、割と自分のペースで研究に励めて、意外といいのかなって気もする。前は、なんとしてでも結果を出さなきゃって気持ちが前面に出すぎてて、それが良かったり悪かったり。気持ちだけ前面に出すぎてて、足元をすくわれたり、逆にバリバリ良いペースで進んで行ったときもある。研究って、意外と気持ちの持ちようって大事なのかもなぁ。
シミュレーションのバグ取りをしたかったが、今日は本を読んだだけ。明日は、久しぶりにテニスなんだけど、ちょっとバグ取りぐらいはしておくか。発散したしないはある程度抑えられてきたから(?)、もうちょっといろいろな量を見て、良いか悪いかを判断しないとな。中川先生の入知恵ですが。

4/20業界研究
弟が某企業3社から内定が出ていて、どこに行くか悩んでいるとの相談を受ける。どの企業も知名度の高い有名企業だが、いわゆるブラック企業に該当するような企業もある。転職も多い今のご時世、最初の就職先が一生を左右するとはいえなくはなってきたが、ファーストキャリアは大事とする風潮はあるので、まじめに考える。就職活動を終えて約一週間、また企業研究をするとは思いもよらなかった。
就職先を選ぶ上で、私が情報収集源としていたのは、就活で知り合った人の話,説明会,OB訪問,2ch,みんしゅう,日経就職ナビの業界研究,四季報,業界研究本で、見ていたのは、事業内容,社風,強み,人,研修制度,株価,経常利益,従業員数,創立年数,喫煙率,勤務地の周辺環境といったところ。これまでは自分の気にしていた業界,職種しか調べていなかったので、改めて弟の業界周辺を調べると、いろいろな面が見えてくる。就職活動って汚いなぁって思ったり、こんな企業ありかよっていうのもあり、嘘やら誠やらいろんな情報が錯綜していて、今の時点で冷静な目でみることができていないのが正直なところ。弟の内定先の企業は、特に激務が多く、ノルマノルマで大変なんじゃないかと不安になる。弟の特徴を考えた上だと、もう少し就職活動をして、ベターな企業を探すのがいいんじゃないか。うーん、悩ましい。もう少し早く弟の業界の企業研究をして、早く示唆してあげればよかった。
うーん、なんともいえない気分だ。理系で就職活動をして、「世の中を牛耳ってんのは文系だ」って思ったんだけど、こうやってみてみると、やはり理系の活躍できる幅は広い。文系ならではの職で強いって思うのはの、弁護士か公認会計士ぐらいだけど、公認会計士でさえ数学を使うんだから、やっぱ理系のニーズは高い。なんとなく思うのは、文系一辺倒ではダメで、やはり理系の思考にはついていけるようにしなければならない。一方理系も、単に専門知識を身につけるだけでなく、それをどう社会に還元していくかということを考えないと、単に文系に使われるだけで終わっちゃうきがする。理系のよくないところは、スペシャリストを目指すがゆえに視野が狭まってしまうこと。理系はどうしても基礎力が大事だから、腰をすえて勉強する時間が必要になる。その時間に埋没するあまり、文系の人に比べできることが少なくなってしまう。大学在学中に、いろいろとやっている文系の大学生がうらやましく思えたときがあったが、理系としてはそこまでできない。それは仕方の無いことだ。ただ、そうしてばかりではダメで、社会の風潮を読んだり、視野を広げたりということは絶対に必要だと思う。
うーん、ねむい。

4/19就活終了
しばらくぶりに日記の更新です。就職活動を終え、ようやく研究生活に復帰してる感触ができてきたので、今日から日記の更新を再開いたします。長らく日記の更新ができませんで、ご迷惑おかけしました。
さて、何から書こうかな。久しぶりに自分の過去の日記を読んでいるとやっぱりなんかいいなって気がする。内容とかどうこうはさておき、自分のその日その日に考えたり思いついたことをとりとめもなく書いている感じがすごくいい。自分の日記は、さほど(というかちっとも)知人から高い評価は得られていないけど、こんな調子で日々書きつくっていければと思います。書き手としては、そう思うだけです。
それでは、就職活動の報告を。えー、私、今出早海は、三井住友海上きらめき生命保険株式会社にアクチュアリーの候補生として内定を頂き、OB訪問の末、就活の終了を決意しました☆最初は、さして就職先として意識してなかったんだけど、選考を通じて、俺って人間を見込んでくれた会社だったっていうのが一番の決め手でした。どこまで本当かは分からないんだけど、筆記もやっていない一次面接の時点で「今出は絶対にとれ」って言って頂けたようです。(内々定が出た後のOB訪問でそうおっしゃっていました。)相手が筆記の点数とか自分の学歴だとかっていうのを気にせず、俺っていう人間を真に見込んでくれたんだと思えて、そういう会社になら入社してもいいって思っちゃいました。(その点、東大生とかかわいそうだよなぁ。下手に内定がもらえちゃう場合があるんだから。)相手が人間を見込んでくれたんだから、俺もやりたいことどうこうではなく、会社や社員に惚れてみようかなって。そんな感じです。本当は年金業務に携わりたかったから、信託銀行や個人年金をやっている生命保険会社の選考を待とうとも思ったんだけど、(結構選考が進んでいたんですが)全部切っちゃいました。今は自分って人間を見込んでくれた会社に出会えたことを幸せに思っています。きっと縁ってこういうことなんだろうなぁ。やりたいこと、それもすごく大事なことなんだけど、それ以上のものをそこに感じることができた気がします。人を動かすのは、理論じゃなくて人。いつでも、人。就活で出会ったいろんな人に感謝です。みんなの就活がうまくいくように、陰ながら祈ります。
ちょっと、裏話を。基本的に、私は面接では嘘をつかずに思いついたことをズバズバ言っていきました。某信託銀行の面接では「御社はあくまでキャリアパスです」といって人事の人と軽い口論を巻き起こしたこともあったし、証券会社に向かって「債権はまったく知らない」でも「債権は数学である」「俺は数学ができる」「つまり、俺は債権ができる」と言った(が、落ちた)り、「離職率が高いのは採用側が悪いか、採用される側が悪いか」という面接官の質問に対して、「悪いのは採用のシステムだ」といい、軽く説いていった(が、落ちた)り、生保損保信託と関係ないところで「アクチュアリーになりたい」とか言った(が、落ちた)り、まぁまぁ型破りを通せたかなって思ってます。何せきらめきのときも「当社への志望度は?」と聞かれ「極めて低いです」って答えたぐらいだからなぁ。まぁ、これぐらい言って、内定をくれるとこじゃなきゃやってられんよね。Don't U think so??いや、でも、きらめきには本当に感謝してます。あほかもしれんけど、会社のために忠義を尽くしたいとか思ったり、ロゴを見て熱くなったり、就職活動する以前の俺にはありえんようなことも普通に思ってるからね。何とか人事の人に期待に答えられるだけの結果を会社に残したい。ということで、みなさん、保険には入りましたか(笑)
Langevinのシミュレーション。Generalized Langevin Equationの場合は、Mannella法が使えないから、普通のEuler-丸山(まぁ、Milnsteinでも)のスキームでやる。Fractional Gaussian Noiseは、作れるようになっていたから、そのままLangevinに乗っけようかと思ったらメモリーカーネルの項が発散して、しょーもない結果になってしまった。メモリーカーネルにちょっと細工を入れたんだけど、それでもまだうまくいかずに発散。明日は、メモリーカーネルの関数形を変えたり、パラメータをもうちょっといじってみるか。積分の精度を上げてもしょーもない気がするが、これも少しあげておくか。まぁ、明日にはやれるだけのことはやってしまって、中川先生に結果をもってってみるか。今日はちょっと書きすぎだな全体的に。